保育士試験に興味があり、これから受けてみたいと考えている方向けの内容です。




保育士試験の受験資格

あまり知られていないのですが、大学、短大を卒業していれば無条件で受験できます。
ちなみに私も保育や教育とは全く関係のない学部を卒業しています。

また、大学在学中や中途退学でも、2年以上在学して62単位を修得していれば(年度内に修得できれば)受験資格があります。

中学、高校卒業の場合は条件があります。

養成学校を卒業しなくても特定の科目を修得しなくても受験できるというのは嬉しいポイントですね。
私の場合は保育士という仕事は全く考えず別の道を歩んでいましたが、興味を持った段階で受験ができたということは非常にありがたかったです。

受験資格の詳細はこちらです。

筆記試験の科目の内容と難易度

筆記試験は9つの科目があり、法律や資料からの出題も多く全体的に難しいです。
ボリュームも多いので9科目の学習が終わるのに1年近くかかることになります。

▪️保育の心理学  
子どもの発達に関する内容で、比較的勉強しやすい科目です。
特に育児をされている方はこれと子どもの保健は頭に入りやすいと思います。
しかし、実際の試験は◯×組み合わせの出題形式も多く悩ませます。
法律系科目とはまた違った難しさがあると言えます。


▪️保育原理
「保育所保育指針」からの出題が大半で、保育指針さえ読み込んでおけば6割の合格点に届きますので、他の科目よりも対策を立てやすいです。
ただし保育指針は改定されてボリュームアップしていますので暗記もかなり大変になってきています。


▪️児童家庭福祉
専門用語も多く、9科目のうち1、2位を争うくらいの難易度です。
最も試験範囲が広い科目で、他の科目の範囲とも重なります。
基本的には子どもや子どものいる家庭の支援がテーマとなり、子育て支援、社会的養護、そしてその変遷などが出題されます。
この科目は「厚生労働省」のホームページを穴が開くほど見ることになります。


▪️社会福祉
「どんな人たちのためにどのようなサポートをするか」ということがテーマとなっています。
社会保障制度、国民年金制度、相談援助など、「なんとなく知っているけど詳しくは知らない」というような制度がたくさん出てきます。
内容は難しいのですが、児童家庭福祉や社会的養護などに出てくる専門用語と比べるとまだ勉強は進みやすいかなという感じです。


▪️教育原理
教育や学校に関連した法令、審議会答申、人物名などが出題されます。
10問しかありませんので、よく出る法令を確認して条文をおさえます。
教科書に載ってないことが出る場合も多く、受験生を苦しませる科目の一つです。
この科目は「文部科学省」のホームページを穴が開くほど見ることになります。


▪️社会的養護
法令、基準、指針や専門職員の役割や配置基準など、難易度が高い科目です。
児童家庭福祉と範囲が重なっているため、一部同じ内容を学習することになります。
教育原理、社会的養護の2科目は私もかなり苦しみました。


▪️子どもの保健
子どもの発達、病気、アレルギー、保育環境など、比較的勉強しやすい内容です。
教科書の範囲をしっかり覚えれば合格できます。


▪️子どもの食と栄養
栄養学や摂取基準などを学習するため、数字を細かく覚える必要があります。
法律系科目とはまた違う難しさがあり、こちらもまた頑張って暗記していきます。
難易度はその時の試験によって変わる印象です。


▪️保育実習理論
実際の保育に関わる科目で、音楽、美術、言語を深く学びます。
教科書学習は楽典の内容が難しいのですが、過去問から勉強すると楽に進められます。
例年出題傾向が同じなので範囲をしぼることができます。


9科目をまとめると、どれもこれも難しいということになりました
ですが、合格点は6割であり、20問の試験では8問も落とすことができると考えます。
8問落とせると考えると少し楽な気持ちで学習ができるのではないでしょうか。


実技試験の内容と難易度

実技試験は造形(絵)、音楽(弾き歌い)、言語(素話)の3つから2つを選択します。
筆記試験を受験申請するタイミングで、2つに丸をつける必要があるので、早い段階から何を受けるか考えなければなりません。
音楽、言語は事前に課題が知らされますが、造形は当日発表です。
それぞれ十分な準備・練習が必要です。

実技試験はミスによって減点されますが、合格基準がはっきりしていないので結果が届くまで不安です。
しかし、少々のミスなら不合格にはなりません。
不合格になるのはどういう時か、こちらの記事もご覧ください。
保育士試験の実技試験合格率は8~9割!不合格の理由とは?


以上、保育士試験概要②でした。
今後は合格率などを書きたいと思います。