※2021.1.9 更新(内容を一部追記・修正しました。)
これは2019.5.29に書いた記事で、それ以降に令和元年後期試験、令和2年後期試験がありました。
また、神奈川県試験にも「中央教育審議会答申」の出題があります。
令和3年前期試験の対策のためにも、これらの出題をまとめて、改めて以下の内容を更新します。


「教育原理」の問題構成は毎回だいたい同じです。

▪️法令 2〜4問
▪️人物 2〜3問
▪️教育に関する用語(評価やカリキュラムなど)1〜2問
▪️国際条約  0〜1問
▪️文部科学省のホームページにある資料(通知など)0〜1問
▪️中央教育審議会答申 0〜2問

法令と人物で合格の6割をしめる場合もあり、人物はもちろんですが、いかに法令の暗記ができるかということになります。

そしてさらに1問でも多く正解するためには、それ以外の部分の勉強も必要です。
そこで最近ほぼ毎回出題されている「中央教育審議会答申」について書いていきたいと思います。

では、まず平成26年までさかのぼり、「中央教育審議会答申」の出題をまとめました。
令和2年後期では出題がありません。

令和元年後期

問8  

「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」

平成2812

平成31年前期

問9

「チームとしての学校の在り方と今後の改善方策について」

平成2712

平成30年前期

9

「道徳に係る教育課程の改善等について」

平成2610


10

「子どもの体力向上のための総合的な方策について」

平成149

平成29年後期

10

「新しい時代における教養教育の在り方について」

平成142

平成27年

問7

「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」

平成231

神奈川県平成31年

問10

「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」

平成2812

神奈川県平成30年

7

幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」

平成2812

神奈川県平成29年

問10

「道徳に係る教育課程の改善等について」

平成2610

平成30年前期は2問も出題されていますね。
令和2年後期、令和2年神奈川県では出題がありませんでしたが、最近では出題の定番となってきています。



中央教育審議会答申とは何か

まず、「中央教育審議会答申」についての説明です。
これまでの「中央教育審議会」が整理され、新たな「中央教育審議会」が平成13年に文部科学省に設置されました。
この中央教育審議会で文部科学大臣の諮問に応じて意見を述べることが「中央教育審議会答申」で、平成14年から始まっています。

簡単に言うと、教育制度などについて文部科学大臣が委員に意見を求めて、委員が調査審議して意見を述べるということですね。

そして、これまでの中央教育審議会の諮問や答申はこちらから見ることができます。
ものすごい量ですよね!!
このうち「答申」だけを見てみると1年に6〜7つ行われていることがわかります。
これを平成14年まで遡っていくとなると100ほどになってしまい、これを一つ一つ確認するとなると、ちょっと気が遠くなりそうです。

答申を絞って勉強する

100近くある中央教育審議会答申を勉強していたら時間が足りません。
そこで、今まで出題されたものを確認してみますと、「学校の在り方」「教育課程」「子どもの体力向上」「教養教育に在り方」「キャリア教育・職業教育」「学習指導要領」などとなっています。
学校や子どもの教育がイメージできる内容ばかりです。

他の答申は大学設置や通信教育の認定などとなっており、保育士試験ということから考えると外れているように感じます。

そうすると、この辺りまでしぼることができます。

▪️第3期教育振興基本計画について(平成30年3月)

▪️第2次学校安全の推進に関する計画の策定について(平成29年2月)

▪️幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(平成28年12月)

▪️新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について(平成27年12月)

▪️これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上について ~学び合い、高め合う教員育成コミュニティの構築に向けて~ (平成27年12月)

▪️子供の発達や学習者の意欲・能力等に応じた柔軟かつ効果的な教育システムの構築について(平成26年12月)

▪️道徳に係る教育課程の改善等について(平成26年10月)

▪️今後の青少年の体験活動の推進について(平成25年1月)

そしてこれまでの出題は穴埋め形式ですが、詳しく知らなくても概要を知っていれば前後の言葉から推測できるものも多いです。
つまり、その答申のキーワードをおさえた学習で解けるということです。

内容を読み込んで覚えるというよりも、「この答申はこういうことが述べられている」ということが自分の言葉で言えるようにできれば十分だと思います。
答申のボリュームが多い場合はポイントや概要が示されていますので、先にそちらに目を通すのがよさそうです。
一つ一つの詳細はまた改めて書いて行く予定です。


以上、「中央教育審議会答申」の基本事項と学習方法についてでした。
次回は実際に出題された5問の過去問を分析します。