さて、今回は合格率についての記事です。
保育士試験の筆記試験、実技試験の合格率はそれぞれどれくらいなのでしょうか。
①過去5年の結果
最近は筆記試験と実技試験の合格数を分けず、まとめて公表されています。
過去5年の合格率の平均は22.0%になっています。
平成28年から前期・後期と試験が2回になったことにより、1年間の受験者数も増えていますね。
②平成17年から平成26年の合格率
平成26年以前は、筆記試験と実技試験の合格率を分けて公表されています。
この10年の合格率の平均は、筆記試験18.0%、実技試験82.4%、筆記・実技あわせて15.5%となっています。
以前は今よりももっと合格率が低かったということが分かります。
③神奈川県独自保育士試験
こちらはまだ2回しか行われていませんが、合格率が低いです。
(参考)厚生労働省より
保育士試験の実施状況(平成30年度)
保育士試験の実施状況(平成29年度)
保育士試験の実施状況(平成27年度)
保育士試験の概要(平成17年から平成26年の結果が載っています)
※平成28年の結果については厚生労働省のホームページにありませんでした。
今回は他サイトからの情報を元にしましたが、公式な結果が確認できましたら参考元として載せます。
なぜなら保育士試験は「一度受かった科目は3年間有効」という特徴があるので、受験者全員がその試験の全科目を受けているわけではないからです。
それまでの試験で何科目かすでに合格している場合が多く、次の試験で受ける科目は人それぞれ異なります。
よって、合格率が高い回について、全体的に問題が難しくなかったかというと、そうとも言えないということです。
ただ、「教育原理・社会的養護」のニコイチについては合格しにくい科目であるため、合格率と関係があるかもしれません。
ニコイチが残ってしまい、それだけを受けに行くという方もたくさんいます。
そうするとニコイチの問題がそこまで難しくなければ、合格者数も増えると考えます。
よって、各回の合格率はニコイチの難易度と関係があるように思います。
過去5年の中では、平成28年後期試験が30%ほどの高い合格率ですので、その時のニコイチは比較的とりやすい問題だったと考えられます。
逆に合格率が最も低い平成30年前期試験は、ニコイチが難しかったのではないでしょうか。
気になるのは神奈川県独自試験の合格率です。
全国で行われる一般的な保育士試験と比べて、合格率が低いです。
こちらもニコイチのみ、またはニコイチ+数科目を受けている方が多いと考えると、やはりニコイチが難しくなっていると考えます。
ニコイチの勉強は、いかに教科書以外からもできているかということが重要です。
以上、保育士試験概要④でした。
保育士試験の筆記試験、実技試験の合格率はそれぞれどれくらいなのでしょうか。
合格率
①過去5年の結果
|
受験者数 |
合格者数 |
合格率 |
平成30年後期 |
33,262人 |
8,394人 |
25.2% |
平成30年前期 |
33,250人 |
4,827人 |
14.5% |
平成29年後期 |
29,556人 |
5,594人 |
18.9% |
平成29年前期 |
31,560人 |
7,639人 |
24.2% |
平成28年後期 |
35,255人 |
10,412人 |
29.5% |
平成28年前期 |
35,455人 |
7,817人 |
22.0% |
平成27年地域限定 |
10,814人 |
2,384人 |
22.0% |
平成27年 |
46,487人 |
10,578人 |
22.8% |
平成26年 |
51,052人 |
9,894人 |
19.3% |
最近は筆記試験と実技試験の合格数を分けず、まとめて公表されています。
過去5年の合格率の平均は22.0%になっています。
平成28年から前期・後期と試験が2回になったことにより、1年間の受験者数も増えていますね。
②平成17年から平成26年の合格率
|
筆記試験合格率 |
実技試験合格率 |
筆記・実技合格率 |
平成26年 |
21.3% |
88.7% |
19.3% |
平成25年 |
19.3% |
89.3% |
17.4% |
平成24年 |
21.0% |
86.1% |
18.6% |
平成23年 |
16.2% |
84.7% |
14.1% |
平成22年 |
12.9% |
84.8% |
11.4% |
平成21年 |
14.6% |
81.8% |
12.6% |
平成20年 |
13.2% |
77.3% |
10.6% |
平成19年 |
25.8% |
73.4% |
20.4% |
平成18年 |
17.4% |
78.2% |
14.5% |
平成17年 |
19.2% |
80.2% |
16.9% |
平成26年以前は、筆記試験と実技試験の合格率を分けて公表されています。
この10年の合格率の平均は、筆記試験18.0%、実技試験82.4%、筆記・実技あわせて15.5%となっています。
以前は今よりももっと合格率が低かったということが分かります。
③神奈川県独自保育士試験
|
受験者数 |
合格者数 |
合格率 |
平成30年 |
1,876人 |
279人 |
14.8% |
平成29年 |
1,439人 |
278人 |
19.3% |
(参考)厚生労働省より
保育士試験の実施状況(平成30年度)
保育士試験の実施状況(平成29年度)
保育士試験の実施状況(平成27年度)
保育士試験の概要(平成17年から平成26年の結果が載っています)
※平成28年の結果については厚生労働省のホームページにありませんでした。
今回は他サイトからの情報を元にしましたが、公式な結果が確認できましたら参考元として載せます。
合格率と問題の難易度の関係
合格率が高い回(平成28年後期など)は全体的に問題があまり難しくなかったのかというと、そうとも言い切れません。なぜなら保育士試験は「一度受かった科目は3年間有効」という特徴があるので、受験者全員がその試験の全科目を受けているわけではないからです。
それまでの試験で何科目かすでに合格している場合が多く、次の試験で受ける科目は人それぞれ異なります。
よって、合格率が高い回について、全体的に問題が難しくなかったかというと、そうとも言えないということです。
ただ、「教育原理・社会的養護」のニコイチについては合格しにくい科目であるため、合格率と関係があるかもしれません。
ニコイチが残ってしまい、それだけを受けに行くという方もたくさんいます。
そうするとニコイチの問題がそこまで難しくなければ、合格者数も増えると考えます。
よって、各回の合格率はニコイチの難易度と関係があるように思います。
過去5年の中では、平成28年後期試験が30%ほどの高い合格率ですので、その時のニコイチは比較的とりやすい問題だったと考えられます。
逆に合格率が最も低い平成30年前期試験は、ニコイチが難しかったのではないでしょうか。
神奈川県独自試験はレベルが高い!?
気になるのは神奈川県独自試験の合格率です。
全国で行われる一般的な保育士試験と比べて、合格率が低いです。
こちらもニコイチのみ、またはニコイチ+数科目を受けている方が多いと考えると、やはりニコイチが難しくなっていると考えます。
ニコイチの勉強は、いかに教科書以外からもできているかということが重要です。
以上、保育士試験概要④でした。
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