「教育原理」には、出題範囲に「諸外国の教育思想と歴史」「日本の教育思想と歴史」がありますので、人物に関する出題があります。
全部で10問のうち、2〜4問は人物に関する問題となっていますので、前もって準備をしておきたいところです。

では、まずいつものように過去10回の「教育原理」に出題されている人物問題をまとめました。
問題の答えとなった人物だけでなく、問題文や選択肢に登場してきた人物を全てあげています。

▪️平成31年前期(3問)
デューイ、ピアジェ、レイヴとウェンガー、ブルーナー、ブルーム
貝原益軒、中江藤樹、空海聖徳太子大原幽学
コメニウス、デューイ、パーカースト、キルパトリック


▪️平成30年後期(2問)
ピアジェ、ロック、エレン・ケイ、カイヨワ、オーエン
伊藤仁斎、荻生徂徠、本居宣長、吉田松陰、緒方洪庵


▪️平成30年前期(3問)
ヘルバルト、ブルーナー、ポルトマン
コメニウス、ルソー、デューイ、キルパトリック、フレーベル
小原國芳羽仁もと子世阿弥、石田梅岩


▪️平成29年後期(3問)
フレーベル、モンテッソーリ、ペスタロッチ
鈴木三重吉、城戸幡太郎、橋詰良一、倉橋惣三、福沢諭吉
ソクラテス、ルソー、デューイ


▪️平成29年前期(4問)
ルター、コメニウス、デューイ、エレン・ケイ、ペスタロッチ
トマス・モア、ロック、コンドルセ、オーエン、ピアジェ
緒方洪庵、吉田松陰、伊藤仁斎
ブルーナー


▪️平成28年後期(3問)
ロック、オーエン、デューイ、パーカスト、キルパトリック
松野クララ、森有礼、倉橋惣三、城戸幡太郎、澤柳政太郎
鈴木三重吉


▪️平成28年前期(4問)
コメニウス、ルソー、ペスタロッチ、フレーベル、デューイ
ソクラテス、ロック、アリストテレス
フレーベル、エレン・ケイ、イリイチ、モンテッソーリ、ルソー
スキナー、ヘルバルト、ブルーム、オーズベル、キルパトリック


▪️平成27年地域限定(3問)
コメニウス、ルソー、フレーベル、モンテッソーリ、ヘルバルト
デューイ、スキナー、ブルーム、ブルーナー、キルパトリック
吉田松陰、中江藤樹、石田梅岩、貝原益軒、倉橋惣三
森有礼


▪️平成27年(3問)
ブルーナー、ピアジェ、デューイ、エリクソンヴィゴツキー
コメニウス、ルソー、フレーベル、モンテッソーリ、ペスタロッチ
荻生徂徠、本居宣長、広瀬淡窓


▪️平成26年(2問)
フレーベル
カント、デューイ、ルソー、ペスタロッチ、オーエン

過去10回の試験では人物問題が31問出題されています。
ほぼ毎回の試験に出てくる人物もいれば、一度しか出てきていない人物(青字)もいます。
一度しか出てきていない人物は教科書にもないことがあるため、どんな人物か調べて、今後また出題された時に対応できるようにしておきます。


出題形式を確認して、どこまで勉強するかを知る


人物を覚えていくにあたって、先に出題形式を確認した方が効率的です。
どのように出題されているかを分析すると、どこまで覚えていけばいいかが明確になります。


▪️理論や著書の一部から著者を選ぶ問題(11問)

31問のうち最も多かった出題形式です。
例えば、『民主主義と教育』の著者はデューイと覚えていても、『民主主義と教育』の文章が出題された時に、その著者がデューイと分かるかどうかということです。
人物とその著書はたくさん出てきますので、著書の内容まで学習しなければならないのは大変です。
教科書にも載っていないことが多いので難易度が高いです。

ただし、問題文には、著書名に基づいた内容や著書名の一部が書かれてあるといったヒントがあります。
著書名を覚えるときは、どんな内容かというところまでおさえると、この問題形式に対応できます。


▪️記述と人物の結び付けの組み合わせ問題(8問)

I群に人物の説明、II群に人物名が書かれており、正しい組み合わせを選びます。
説明の中には理論や出身国などのキーワードがありますので、比較的簡単な問題形式です。


▪️記述について◯×組み合わせ問題(4問)

例えば「ルソーは何をした」「デューイは何をした」という記述がいくつかあり、それぞれの記述の◯×を考えて、組み合わせる問題です。
何度も見ていると混乱してきますので、最初に決めた答えを変えない方がいい問題形式です。


▪️正しいものを1つ選ぶ問題(4問)
人物に関する説明が書かれていますので、選択肢から正しい人物を選ぶ問題です。
長い文章で書かれていることも多いので、知っているキーワードがないか探します。
比較的簡単な問題形式です。


▪️年代並び替え(2問)
日本の教育史について、年代の古い順に並び替える問題です。
人物が雑誌を創刊した年、初代文部大臣が就任した年が問われました。
全て人物問題ではなく、一部に人物名が入った問題形式で、難易度が高いです。


▪️不適切な記述を1つ選ぶ問題(1問)
例えば「フレーベル」に関する記述が5つあり、そこから誤った記述を選ぶ問題です。
人物を答える問題がほとんどですので、最初に人物が書かれているのは珍しいです。
どこがどのように誤っているかを見極めのが難しく、難易度の高い問題形式です。


▪️穴埋めの正しい組み合わせ問題(1問)
人物名とその人物が提唱した理論のそれぞれの穴埋めです。
暗記ができていれば簡単に解くことができます。


以上、過去10回の人物に関する問題の出題傾向でした。
これから1問ずつ詳しく見ていきたいと思います。