昨日、実技試験のお題の絵を描いたところ、残念ながら園庭の様子に見えないものになってしまいました。
実際の試験では不合格ということはないと思いますが、これがどれくらいの減点になるかは分かりません。
そこで、園庭らしくできないかなと思い、少し付け加えてみました。

これが昨日の絵です。
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そして園庭らしく仕上げた絵です。
なんとたったの3分程度で保育所の園庭らしくなりました。
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園庭のポイント

保育所の園庭にあるものや見えるものとして、遊具(すべり台、ブランコ、ジャングルジム、鉄棒)、砂場、水道、フェンス、木や花、そして園舎などがあります。

すべり台やジャングルジムは立体的で難しく、ブランコもそれらしく描けるか不安です。
限られた時間で園舎を描くのも大変そうです。
そこで簡単に書けるものとして、フェンスと鉄棒を加えてみました。

すでに水色で空を塗っていますが、その上からフェンスと鉄棒を描いても違和感がありません。
広すぎた空の部分もフェンスがあることで解決しますね。

フェンスと鉄棒をいれるだけで、ただの畑から保育所の園庭に変化しました
 
 

保育室内のポイント

保育室内でしたら、窓、壁の掲示物、装飾、おもちゃ箱、荷物かけなど、いろいろな小物があります。
特に窓を描くと壁の部分が埋まり、また室内ということが分かるので便利ですね。
以前紹介した平成27年のお題です。

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白い部分もきちんと塗る

空の雲や壁の絵など、どうしても白を使いたい場合がありますが、白い部分は「塗り残し」と判断される場合があります。
そこで白い部分も白で塗るか、分かりやすくクリーム色などで塗るのがおすすめです。
上の雲や壁の絵は、白ではなくクリーム色で塗っています。



2019後期試験は保育室内がお題になる!?

今回の試験を入れた最近の17回の試験では、保育室内10回、園庭2回、敷地外2回、保育室か園庭か選べたものが2回、場所を指定されなかったのが1回となっています。

圧倒的に保育室内のお題が多いので、園庭がお題となるものが前期・後期と続くことはあまりないかなと思います。
ただ、もし園庭になったとしても、最初に紹介したようにフェンスと鉄棒で簡単に園庭らしくなるので安心ですね。

今回の問題

最後に、今回の造形表現の問題です。
平成26年から「楽しい」という言葉が共通して出ており、今回も出ています。

【事例】
 H保育所の4歳児クラスの子どもたちが、園庭の一角で花や野菜を育てています。
 夏のある日、保育士と一緒に水やりをしたり収穫をしたり、楽しく世話をしました。

【条件】  
1 花や野菜の世話をしている様子を描くこと
2 季節や園庭の様子がわかるように描くこと
3 子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと
4 枠内全体を色鉛筆で着彩すること