再び、「社会的養護」について書いていきます。

「社会的養護」とはどのような科目かにおいて、社会的養護の出題範囲として、ほぼ毎回の試験に出題されている「社会的養護の理念」と「資料」の2つが重要であり、できるだけ勉強しておきたいということを書きました。
そしてこれまで出題された資料や指針についても解説しました。

その他に、ほぼ毎回の試験で出題されている問題の一つが「児童福祉法」を根拠とした内容です。
穴埋めで出題されることはあまりないため、一語一句覚える必要はないのですが、細かく問われることも多いです。

だからといって、第62条からなる条文を全て読み込む必要はありません。
それはこれまで「社会的養護」に出題された条文はだいたい決まっているからです。

「児童福祉法」が出題される科目には、他にも「児童家庭福祉」がありますが、こちらは子育て支援全般が出題範囲ですので、出題される条文も多くなります。

しかし、「社会的養護」は、 社会的に養護が必要な児童(要保護児童)を対象とした支援ですので、「児童福祉法」の中で出題される条文が決まってくるということです。

まずは過去問に出題されている条文を理解して、そして細かく覚えるということが正しい勉強方法といえます。






各試験の出題内容


平成31年前期から平成26年までの「社会的養護」のうち、「児童福祉法」が根拠となった問題です。
法改正により出題傾向も変わってきていると考え、平成26年以降としました。

平成31年前期

1

児童福祉法改正

26条第1項第三号

25条の2

33条第8


3

親権

33条の2第1
33条の2第3項
33条の7
47条第2

平成30年後期

5

児童自立生活援助事業

6条の31


9

児童養護施設の入所手続き

第27条第1項

平成30年前期

3

児童福祉法改正

3条の2
11条第1項第ニ号
6条の31項第ニ号


5

被措置児童等虐待の防止

33条の10
33条の123

平成29年後期

2

社会的養護に関する条文

3条の2


10

福祉サービス

6条の314項
44
6条の31

平成29年前期

出題なし



平成28年後期

出題なし



平成28年前期

5

児童自立生活援助事業

6条の31
34条の7


9

放課後等デイサービス

6条の224

平成27年地域限定

出題なし



平成27

6

監護措置と親権代行

33条の2
47


9

障害児施設

31条第2

平成26年再

9

施設職員等による被措置児童等に対する虐待

33条の10

平成26

5

児童福祉施設の長の権限

47条第3


繰り返し出題されているのが、

・第3条の2
・第6条の3
・第33条の2
・第33条の10
・第47条

ということが読み取れます。

一度しか出題されていない条文もありますが、繰り返し出題されている条文は「社会的養護」の分野において重要ということになりますので、今後も出題される可能性が高いと思います。

事前に出題されやすい条文を知っていれば、もし出題形式が穴埋めであっても自信を持って対応することができますね。

過去問の勉強では、試験ごとに勉強するだけでなく、例えば『「社会的養護」の科目における「児童福祉法」を根拠とした問題』を抜き出して並べてみることで、 どこを学べばいいかということを把握することができます。
 

各条文のポイントについては問題分析とともにこれから見ていきます。