前回の「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」に関する一問一答◯×テストの解答です。


問題数が多いので、解答は2回に分けます。
今回は職員の配置です。





専門職員の配置

①看護師は、乳児院に配置される。   


10人以上の乳児院でも10人未満の乳児院でも、看護師の配置義務があります。



②児童福祉司は、児童養護施設に配置される。

×
児童福祉司は児童相談所に配置義務があります。

「児童福祉法」第13条
「都道府県は、その設置する児童相談所に、児童福祉司を置かなければならない。」


③心理療法担当職員は、児童心理治療施設に配置される。  


心理療法担当職員は、児童心理治療施設に配置義務があります。
それ以外では、乳幼児10人以上を入所させる乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、児童自立支援施設にも、10人以上に心理療法が行われる場合に配置義務があります。



④児童指導員は、児童養護施設に配置される。


児童指導員は、児童養護施設、児童心理治療施設、障害児入所施設、児童発達支援センターに配置義務があります。
乳児院については、看護師の最低人数を配置できたら残りは保育士か児童指導員にかえることができます。
よって配置義務はありませんが、条件によって配置可能です。



⑤母子支援員は、母子生活支援施設に配置される。


母子支援員は、母子生活支援施設に配置義務があります。 
 

⑥児童の遊びを指導する者は、放課後等デイサービス事業を行っている施設に配置される。

×
児童の遊びを指導する者は、児童厚生施設に配置義務があります。 
 

⑦児童生活支援員は、児童自立支援施設に配置される。


児童生活支援員は児童自立支援施設に配置義務があります。


⑧児童指導員は、児童自立支援施設に配置される。

×
④にもありますように、児童指導員は、児童養護施設、児童心理治療施設、障害児入所施設、児童発達支援センターに配置義務があります。

 
 
⑨児童生活支援員は、障害児入所施設に配置され、障害児の日常生活を支援する。

×
児童生活支援員は児童自立支援施設に配置され、児童の生活支援を行います。



⑩児童自立支援専門員は、児童養護施設に配置され、児童の自立を支援する。

 ×
児童自立支援専門員は児童自立支援施設に配置され、児童の自立支援を行います。

 
 
少年を指導する職員(少年指導員)は、児童自立支援施設に配置され、非行少年等の更生を担当する。

×
少年を指導する職員は母子生活支援施設に配置され、入所する少年の指導を行います。



児童の遊びを指導する者は、児童厚生施設に配置され、子どもの健全育成を目的として、遊びを通して子どもの心身の健康や情緒の安定を図る役割を担う。


⑥にもある通りです。


乳児院には、児童の遊びを指導する者を配置する。

×
児童の遊びを指導する者は、児童厚生施設に配置義務がされます。 


⑭児童心理治療施設には、家庭支援専門相談員を配置する。


家庭支援専門相談員は、児童養護施設、乳児院、児童心理治療施設、児童自立支援施設に配置義務があります。


児童家庭支援センターには、心理療法担当職員を配置する。

×
③にもありますように、心理療法担当職員は、児童心理治療施設に配置義務があります。
また、乳幼児10人以上を入所させる乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、児童自立支援施設にも、10人以上に心理療法が行われる場合に配置義務があります。



児童遊園等屋外の児童厚生施設には、個別対応職員を配置する。

×
個別対応職員は、児童養護施設、乳児院(乳児10人以上)、母子生活支援施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設に配置義務があります。



医療型障害児入所施設には、児童自立支援専門員を配置する。

×
児童自立支援専門員は児童自立支援施設に配置され、児童の自立支援を行います。


児童養護施設には、児童生活支援員を配置する。

×
児童生活支援員は児童自立支援施設に配置され、児童の生活支援を行います。


医療型児童発達支援センターには、心理療法担当職員を配置する。

×
③、⑮にある通りです。
 

児童心理治療施設には、児童発達支援管理責任者を配置する。

× 
児童発達支援管理責任者は、障害児入所施設、児童発達支援センターに配置義務があります。


母子生活支援施設には、少年を指導する職員を配置する。

 ◯
少年を指導する職員は母子生活施設に配置され、入所する少年の指導を行います。
 

㉒ 乳児院の看護師の数は、乳児及び小学校就学始期前の幼児おおむね 1.6 人につき1人以上とする。

×
  
2歳未満  おおむね1.6人につき看護師1人以上
2歳児      おおむね2人につき看護師1人以上
3歳以上   おおむね4人につき看護師1人以上

乳幼児の人数から看護師の人数を計算し、看護師の合計が7人未満となった場合、看護師は7人必要です。


㉓児童自立支援施設の児童自立支援専門員及び児童生活支援員の総数は、通じておおむね児童4.5 人につき1人以上とする。


文章の通りです。


㉔母子生活支援施設の母子支援員の数は、母子10世帯以上 20 世帯未満を入所させる施設においては4人以上とする。

×
母子10世帯以上 20 世帯未満は2人以上、母子20 世帯以上は3人以上です。

 
㉕児童心理治療施設の心理療法担当職員の数は、おおむね児童5人につき1人以上とする。

×
おおむね児童10人につき1人以上です。

 



紛らわしい職員名に注意

前回の記事で、よく出題されているのが、乳児院、児童養護施設、児童自立支援施設、児童心理治療施設、母子生活支援施設という、いわゆる社会的養護関係施設の職員配置であることを述べました。

それらの施設に配置される職員として、特に心理療法担当職員は繰り返し出題されています。


■心理療法担当職員

児童心理治療施設→配置義務(職員数は、おおむね児童10人につき1人以上)

それ以外では、10人以上に心理療法が行われる場合という条件つきで配置義務となります。

・乳幼児10人以上を入所させる乳児院
・母子生活支援施設
・児童養護施設
・児童自立支援施設


また、職員名から連想して紛らわしい(どこに配置されるか分かりにくい)と感じたのが、児童指導員、少年を指導する職員(少年指導員)、児童生活支援員、児童自立支援専門員です。

■児童指導員
児童養護施設、児童心理治療施設、障害児入所施設、児童発達支援センターに配置義務
(乳児院は条件付きで配置可能)

少年を指導する職員(少年指導員)
母子生活支援施設に配置義務

児童生活支援員
児童自立支援施設に配置義務

児童自立支援専門員
児童自立支援施設に配置義務


その職員がどんな役割があるかというところまではほとんど問われていませんので、職員名と施設を結びつけるような学習をするとよさそうです。

また、問題㉒の乳児院の看護師の数など、細かく覚えるようなものもあるのですが、ここ何年も人数に関する出題がありません。(私ならもう覚えません。 )

ここはあまり時間をかけない方が良さそうです。

次回は、設備問題の解答・解説です。