後期試験「教育原理」の出題予想の最後の問題です。

今回は中央教育審議会答申の問題となります。
中央教育審議会答申はこの3年でよく出題されているので、次回の後期試験も出題可能性が非常に高いといえます。

中央教育審議会答申は、文部科学省の諮問・答申一覧で全てを見ることができます。
たくさんありますね!

試験対策としては、まず、これまでどんな答申が出たかということを知るところからです。

出題一覧はこちらです。


これに加えて、神奈川県試験でも毎回出題されています。

■平成31年   「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」(平成 28 年 12 月)

■平成30年「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」(平成 28 年 12 月)

■平成29年「道徳に係る教育課程の改善等について」(平成 26 年 10 月)

中央教育審議会答申はたくさんあるのですが、保育士試験では学校や子どもの教育に関する内容の出題となっています。
比較的新しく、かつ保育士試験と関わりそうな答申をピックアップしてみると、これぐらいまで絞ることができます。

▪️第3期教育振興基本計画について(平成30年3月)

▪️第2次学校安全の推進に関する計画の策定について(平成29年2月)

▪️幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(平成28年12月)

▪️ チームとしての学校の在り方と今後の改善方策について(平成27年12月)

▪️新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について(平成27年12月)

▪️これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上について ~学び合い、高め合う教員育成コミュニティの構築に向けて~ (平成27年12月)

▪️子供の発達や学習者の意欲・能力等に応じた柔軟かつ効果的な教育システムの構築について(平成26年12月)

▪️道徳に係る教育課程の改善等について (平成26年10月)

▪️今後の青少年の体験活動の推進について(平成25年1月)

それぞれじっくり読み込むのは時間もかかりますので、「この答申にはこんなことが書かれている」ということが理解できれば十分だと思います。
「概要」があるものは概要から読むのがおすすめです。





問10予想     中央教育審議会答申

上にあげた答申の中で、一番上の第3期教育振興基本計画について(平成30年3月)が出題されると予想します。
「第3期教育振興基本計画」とは、2018年から2022年度の国の教育計画です。

出題されると考えた理由として、この「教育振興基本計画」は「教育基本法」第17条に基づいてつくられている国の重要な教育計画ということです。
そして、1つ前の「第2期教育振興基本計画」(平成25年)が、平成29年前期・後期「教育原理」の資料問題として出題されていることです。

試験対策としては、第3期教育振興基本計画とはどういうものかということをおさえると良いですね。
試験まであまり時間がありませんので、2ページにまとめられた第3期教育振興基本計画について(答申) 概要だけでも読むと良さそうです。

よって今回は「第3期教育振興基本計画」のみの予想問題を作りました。

答えは下です。

【出題予想問題】

問題1  
◯ まず、2030 年以降の社会像の展望を踏まえた個人と社会の目指すべき姿と教育の役割として、次のような点が、今後も普遍的に重要と考えられ る。

・ 個人においては、「自立した人間として、主体的に判断し、多様な人々と(     A     )しながら新たな価値を創造する人材を(     B     )していくこと」が重要である。変化に適応するのみならず、自らが自立して主体的に社会に関わり、人間ならではの新たな価値を創造し、将来を創り出すことができるようになるべきであり、そのためには、予測不能な状況の中で問題の核心を把握し、自ら問いを立ててその解決を目指し、多様な人々と(     A     )しながら、様々な資源を組み合わせて解決に導いていく力が重要とな る。

・ 社会においては、「一人一人が活躍し、豊かで安心して暮らせる社会の実現」が求められる。年齢、性別、国籍、経済事情、障害の有無など 多様な人々の一人一人が互いの人格を尊重し支えあいながら幸せに生きるとともに、社会で自らの(      C     )を果たし生き生きと活躍できるようにしていくことが重要であり、教育を通じて全ての人が持つ可能性 を開花させることで、一人一人が活躍し、豊かで安心して暮らせる社会の実現を目指す必要がある。

A   共生     協働    
B   育成     養成
C   目標     役割と責任



問題2  

◯ こうした個人と社会の目指すべき姿の実現に向けて、第2期計画で掲げた「自立」「協働」 「    A   」  の3つの方向性を実現するための生涯学習社会の構築を目指すという理念を引き続き継承し、教育改革の取組を力強く進めていく必要がある。

◯ これらを踏まえれば、すべての人が、これまで以上に質の高い能力を身 に付け、さらにそれを磨きながら、未来に希望を持って生涯を生きるとともに、超スマート社会(     B    )の実現を通じて我が国と世界の持続的な発展がもたらされることとなるよう、生涯にわたる一人一人の「可能性」と「  C   」の最大化を、今後の教育政策の中心課題に据えて取り組む必要がある。 

A  活躍           創造
B  SDGs         Society 5.0
C  チャンス    意欲



問題3
◯  第3期計画においては、前述の生涯にわたる「可能性」と「チャンス」の最大化に向けた視点と、教育政策を推進するための基盤に着目し、以下の5つの方針により取組を整理する。

1.夢と(    A    )を持ち、可能性に挑戦するために必要となる力を育成する

2.社会の持続的な発展を牽引するための多様な力を育成する

3.生涯学び、活躍できる(     B    )を整える

4.誰もが社会の担い手となるための学びの(      C     )を構築する

5.教育政策推進のための基盤を整備する

A  目標    志
B  環境    仕組み
C  教育体制  セーフティネット







【答え】


A

B

C

問題1

協働

育成

役割と責任

問題2

創造

Society 5.0

チャンス

問題3

環境

セーフティネット



いかがでしたでしょうか?

これで「教育原理」の予想問題は終わりです。
次回は「教育原理」の補足を行い、その後は「社会的養護」の予想問題に入ります。
試験までに「児童家庭福祉」にも触れたいと思います。