後期試験「社会的養護」の出題予想です。
前回に引き続き、今回は運営指針・養育指針についてです。(施設は運営指針、里親やファミリーホームは養育指針です)

まず、運営指針や養育指針はここ数年ほぼ毎回出題されています。
毎回2問程度出題されていた「児童養護施設入所児童等調査結果」の内容が古くなってきたため、それに代わってこちらの指針が出題されています。
次の後期試験もこの傾向は続きそうです。

過去の出題一覧はこちらです。


指針は全部で7種類あります。

「児童養護施設運営指針」
「乳児院運営指針」
「情緒障害児短期治療施設運営指針」※現在は児童心理治療施設
「児童自立支援施設運営指針」
「母子生活支援施設運営指針」
「里親・ファミリーホーム養育指針」
「自立援助ホーム運営指針」

この中で、「児童自立支援施設運営指針」と「自立援助ホーム運営指針」はまだ出題されていません。
出題ポイントは3つです。

出るポイント①
「第I部 総論」の「2 社会的養護の基本理念と原理
この部分は、7種類の指針全て共通の内容となっているため最も出題されやすいです。
「基本理念」と「原理」の2つに分かれており、どちらも何度か出題されています。
穴埋め問題で出題されることもあるため、内容を理解するとともにある程度の暗記が必要となります。


出るポイント②
「第I部 総論」の「5  〜のあり方の基本
どの施設ではどのような配慮が求められるといったことなどが述べられています。
これを読んでいるとそれぞれの理解が深まりますので、他の項目から出題されても◯×の判断ができると思います。


出るポイント③
「第II部 各論」の「1 養育・支援」「1 支援
具体的な養育方法や支援方法が述べられています。
里親・ファミリーホームやそれぞれの施設がどういうふうに養育支援を行っているかということをイメージしやすいので、一度目を通しておくと良さそうです。






出題予想問題


出題としては全指針共通部分から1問、個別の指針から1問と予想します。
個別の指針は、施設の運営指針の出題が続いたので、次回は「里親及びファミリーホーム養育指針」からの出題と予想します。


穴埋め問題を予想問題としました。
答えは下です。

問題1  社会的養護の基本理念 (全ての指針共通)

 ・社会的養護は、保護者の適切な養育を受けられない子どもを、公的責任で社会的に保護・養育するとともに、養育に困難を抱える(       A      )への支援を行うものである。

・子どもの健やかな育成は、児童福祉法第1条及び第2条に定められているとおり、すべての国民の努めであるとともに、(        B       )の責任であり、一人一人の国民と社会の理解と支援により行うものである。

・児童の権利に関する条約第20条では、「家庭環境を奪われた児童又は児童自身の最善の利益にかんがみその家庭環境にとどまることが認められない児童は、 国が与える特別の保護及び援助を受ける権利を有する。」と規定されており、 児童は権利の主体として、社会的養護を受ける権利を有する。

・社会的養護は、「すべての子どもを(      C        )で育む」をその基本理念とする。

A 家庭             保護者
B 国                国及び地方公共団体            
C 家庭養護     社会全体




問題2  社会的養護の原理 (全ての指針共通)
 ・社会的養護は、その始まりからアフターケアまでの継続した支援と、できる限り特定の養育者による(      A      )のある養育が望まれる。

・児童相談所等の行政機関、各種の施設、里親等の様々な社会的養護の担い手が、それぞれの専門性を発揮しながら、巧みに連携し合って、一人一人の子どもの社会的自立や親子の支援を目指していく社会的養護の(      B       )が求められる。

・社会的養護の担い手は、同時に複数で連携して支援に取り組んだり、支援を引き継いだり、あるいは元の支援主体が後々までかかわりを持つなど、それぞれの機能を有効に補い合い、重層的な連携を強化することによって、支援の(       A      )・継続性・連続性というトータルなプロセスを確保していくことが求められる。

・社会的養護における養育は、「人とのかかわりをもとにした営み」である。子どもが歩んできた過去と現在、そして将来をより良くつなぐために、一人一人の子どもに用意される社会的養護の過程は、「(        C        )」として子ども自身にも理解されるようなものであることが必要である。

A  独自性                           一貫性
B 連携アプローチ             ネットワーク
C つながりのある道すじ  未来へのかけはし


問題3 「里親及びファミリーホーム養育指針」
社会的養護における「家庭養護」は、次の5つの要件を満たしていなければならない。

1一貫かつ(     A     )した特定の養育者の確保
2特定の養育者との生活基盤の共有
3同居する人たちとの生活の共有 
4生活の(    B    )
5(     C     )に存在


A 安定         継続          
B 柔軟性     規律性
C 地域社会  社会





【答え】


A

B

C

問題1

家庭

国及び地方公共団体

社会全体

問題2

一貫性

連携アプローチ

つながりのある道すじ

問題3

継続

柔軟性

地域社会



次回に続きます!