「教育原理」では各国の教育制度が出題されることがあります。
例えば令和元年後期試験では、日本の教育制度(学校系統図)を古い順に並び替えるという内容が出題されました

これまでも日本以外にも諸外国の教育制度が出題されています。
最近では、平成29年後期の問8(ドイツ)、平成28年後期の問8(フランス)、平成31年神奈川県問7(イギリス)です。
諸外国の教育制度は市販の教科書にもある程度まとめられていますが、文章だけで図がなく、わかりにくい場合があります。

文部科学省のホームページに、それぞれの国の学校体系(図)を載せている資料がありますので、そちらを紹介します。



世界の学校体系


文部科学省のホームページに世界の学校体系というものがあります。
こちらで各国の教育制度が紹介されていますので、出題が考えられる国(ドイツ、フランス、イギリス、アメリカ、フィンランド、デンマーク、スウェーデン、中国、韓国など)について確認しておきたいですね。
保育士試験対策としてはそれぞれ3ページ目にある「学校系統図」を見ておくのをおすすめします。
今回は「学校系統図」の初等教育、中等教育をピックアップして比較したいと思います。
「  」は教育機関の名称です。


ドイツ

初等教育「基礎学校」
中等教育「ハウプトシューレ」「実科学校」「ギムナジウム」などに分かれて行われる。


フランス

初等教育「小学校」
中等教育  「コレージュ」11~14歳の生徒を対象に前期中等教育が行われる。その後の後期中等教育は「リセ」「職業リセ」 に分かれて行われる。


イギリス

初等教育「初等学校(ジュニアスクール)」
中等教育「中等学校」義務教育の 5 年間とシックスフォームの2 年間(シックスフォーム)の計 7 年間

 
アメリカ

初等中等教育(日本の小学校から高校)は合計 12 年。
5(4)- 3(4)- 4 制が主流で、他にも6 - 3(2)- 3(4)制や、8 - 4 制,6 - 6 制がある。
 
 
フィンランド

初等教育と前期中等教育「総合制学校」
後期中等教育「上級中等学校」「職業教育学校」に分かれて行われる。


デンマーク

初等教育と前期中等教育「国民学校」
後期中等教育  「ギムナジウム」「商業ギムナジウム」「技術ギムナジウム」 「職業学校」に分かれる。


⑦ スウェーデン

初等教育と前期中等教育「義務教育学校」
後期中等教育「上級中等学校」
 

韓国

初等教育「初等学校」
前期中等教育「中学校」、 後期中等教育「普通高等学校」「職業高等学校」と分かれて行われる。

 
中国

初等教育「小学校」
前期中等教育「初級中学」、後期中等教育「高級中学」「中等専門学校」「技術労働者学校」「職業中学」に分かれて行われる。
 

以上、出題が予想される諸外国の教育制度を紹介しました。

出題形式として、これまでの過去問からすると、例えば◯×問題で「ドイツの義務教育は6から15歳の9年である。」のような細かい出題は無さそうです。
学校系統図そのものや学校系統図を文章で説明した問題文から、当てはまる国名を選ぶという出題形式で、今後も出題されそうです。

 
特に、リセやギムナジウムなど、特徴的な教育機関の名称と国を結び付けられるように覚えておきたいですね。