実技試験まであと2週間と少しになりましたね。
今回は、以前書いた平成31年前期試験に対する予想問題を更新し、令和元年後期試験の造形表現の問題を予想したいと思います。



過去問の76%が保育室内の様子

約10年分の過去問を振り返りました。
平成31年前期試験からさかのぼった過去17回の試験の背景は、保育室内10回、園庭2回、敷地外2回、保育室か園庭か選べたものが2回、場所を指定されなかったのが1回です。

指定がなかったり選べたりした3回分も保育室内にしたとして合わせると、保育室内を背景とした問題は76%となります。
2019年は前期試験が園庭ということもあり、後期試験は保育室内の問題が出題される可能性が高いと言えます。


過去問の70%が日常のワンシーン

約10年分(17回の試験)のテーマを見てみると、イベントやイベントの練習は5回で、12回は日常のワンシーンでした。
特別なイベントである可能性は低く、日々の保育の中のワンシーンである可能性が非常に高いです。



遊びのテーマでは子どもが主体であること

遊びがテーマの場合、これまで絵本や紙芝居といった受容遊びは出題されていません。
子ども自身が指先を使ったり全身を使ったりしており、子どもが主体となっています。

また、立っている子どもと座っている子どもの両方がいてもおかしくないような、自由に活動している様子が描けるようなテーマになっています。



特別な道具は出てきません

これまでハサミやクレヨン、のりなどの道具を使った製作は全く出題されていません。
おもちゃもほとんど出てきておらず、園庭遊びでは滑り台やブランコなどの遊具で遊ぶということも出題されていません。

これまで出題されたものは、折り紙、落ち葉、水たまり、空き箱、ダンボールといった自然や身の回りのものです。
身の回りのものを使う遊びでまだ出題されていないものでは、ちぎったりかぶったりすることができる新聞遊び、ボールの代わりになる風船遊びなどが考えられます。



楽しい活動であること

造形表現の問題は、平成25年から「事例」と「条件」に分かれるようになりました。

「事例」では、「誰がどこで何をしている」という具体的な例を示しています。
「条件」では、その事例を描く時に必要な事柄を4つ挙げています。

平成31年前期試験の問題
 
【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】H保育所の4歳児クラスの子どもたちが、園庭の一角で花や野菜を育てています。夏のある日、保育士と一緒に水やりをしたり収穫をしたりするなど、楽しく世話をしました。

【条件】
1.花や野菜の世話をしている様子を描くこと。
2.季節や園庭の様子がわかるように描くこと。
3.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。

「事例」ではほぼ毎回「楽しい」という表現が含まれていることがポイントです。
楽しく遊んだ、楽しく練習した、楽しく食事をした、楽しみにしていた、などです。
活動の場合、どのようなテーマになっても、楽しさが伝わるような動きや表情が書けるように練習しておくと良さそうですね。

まだ出題されていないテーマとしては、日常の保育であれば「手遊び歌」「体操」「ダンス」などが特に楽しそうですね。


生活がテーマになることもある

楽しい遊びだけでなく生活がテーマとなることもあり、過去には給食と昼寝の準備が出題されました。

毎日保育所で行なわれる生活習慣を考えると、「登園・降園の挨拶」「朝の会・帰りの会」「片づけ」「着替え」「排泄」「手洗い・うがい」「歯磨き」「掃除」などがありますね。

冬の試験ですので、冬に流行する感染症を考えると、特に「手洗い・うがい」が考えられます。
また、これまで保護者が登場したことがないため、保護者も含めた「登園・降園の挨拶」のシーンもありそうです。

そして生活習慣ではありませんが、「避難訓練」は保育所で定期的に行われています。
最近では、地震や火災だけでなく水害に対する訓練も必要とされています。
そこで緊張感のある「避難訓練」のシーンも出題の一つと考えられます。


過去問と重ならないテーマであること

過去10年分の問題を確認したところ、同じテーマが2回以上出題されることはありませんでした。
よって、これまで出てきていない内容が出題されると考えます。


以上をまとめて予想すると、令和元年後期試験の予想問題としてこの辺りが考えられます。

「室内遊び」の場合 新聞遊び、風船遊び、手遊び歌、ダンス、体操
「生活」の場合   手洗い・うがい、登園・降園の挨拶、避難訓練