後期試験「社会福祉」の問題を一つ一つ解説していきます。
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今回は問5の社会福祉事業についてです。


問5 社会福祉事業
 
次の文は、社会福祉事業に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 保育所は、第一種社会福祉事業である。
B 障害者支援施設は、第二種社会福祉事業である。
C 共同募金を行う事業は、第二種社会福祉事業である。
D 児童養護施設は、第一種社会福祉事業である。

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○ ○ × ×
2 ○ × ○ ○
3 × ○ × ○
4 × × ○ ×
5 × × × ○


今回の問題文のうち、A、B、Dの言い回しは誤りがあるように感じられます。
例えばAについて正しく言うと「保育所を経営する事業は〜」ですね。
保育所は施設であり、保育所自体が事業ではありません。
よって正確に言うと、これらの文は全て×となるのですが、意味が通じないことはないためか、不適切問題とはなっていませんね。


では設問を一つずつ見ていきます。
 

A 保育所は、第一種社会福祉事業である。

→×
 
保育所を経営する事業は第二種社会福祉事業です。
全てではありませんが、大まかにいうと入所施設→第一種社会福祉事業、通所施設→第二種社会福祉事業と分けられます。

B 障害者支援施設は、第二種社会福祉事業である。

→×

障害者支援施設を経営する第一種社会福祉事業です。
障害者支援施設とは「障害者総合支援法」に定められており、障害者の施設入所を支援し、また施設入所支援以外の福祉サービスを行う施設となります。


C 共同募金を行う事業は、第二種社会福祉事業である。

→×

共同募金を行う事業は、第一種社会福祉事業です。
「社会福祉法」第113条に
「共同募金を行う事業は、第二条の規定にかかわらず、第一種社会福祉事業とする。」
とあります。

D 児童養護施設は、第一種社会福祉事業である。

→◯

児童養護施設を経営する事業は、第一種社会福祉事業ですね。
児童養護施設は入所施設であり、利用者保護など利用者への影響が大きいことから、その事業は第一種社会福祉事業に分類されます。
 
過去問を確認し、出題形式をおさえる

この第一種社会福祉事業、第二種社会福祉事業については、これまでにも、平成29年後期、平成28年後期などに出題されており、定期的に出ています。
対策としては教科書を見て暗記するだけでなく、過去問を確認し、どのように出題されているかをおさえることも大切です。
しっかりと頭に入れて、出題があった場合は確実に1問とりたいですね。

これから、社会福祉事業に関する問題をいくつかピックアップして解説していきます。