後期試験「社会福祉」の問題を一つ一つ解説しています。

その中で、問5に出題された社会福祉事業(第一種・第二種の分類など)はよく出題されていますので、過去問を確認して出題形式を見ていきたいと思います。
今回は、平成27年試験の問題です。

問題はこちら


平成27年試験「社会福祉」問3
 
次のうち、「社会福祉法」における第1種社会福祉事業に属するものとして正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 保育所
B 共同募金
C 児童養護施設
D 婦人保護施設
E 児童発達支援センター

(組み合わせ)  
   A B C D E
1 ○ × ○ ○ ×
2 ○ × ○ × ○
3 × ○ ○ ○ ○
4 × ○ ○ ○ ×
5 × × × ○ ○

第一種社会福祉事業を選ぶ問題となっていました。
全てということではないのですが、入所施設と共同募金は第一種、通所施設は第二種という視点で分類すると分かりやすいですね。

では設問を一つずつ見ていきます。
 

A 保育所

→×

保育所を経営する事業は第二種社会福祉事業です。

「児童福祉法」に規定された以下の4施設を経営する事業が第二種社会福祉事業です。

■ 助産施設
■ 保育所
■ 児童厚生施設
■ 児童家庭支援センター


B 共同募金 

→◯

「社会福祉法」第113条
「共同募金を行う事業は、第二条の規定にかかわらず、第一種社会福祉事業とする。」

 

C 児童養護施設 

→◯

児童養護施設を経営する事業は第一種社会福祉事業です。

「児童福祉法」に規定された以下の6施設を経営する事業が第一種社会福祉事業です。

  ■ 乳児院
  ■ 母子生活支援施設
  ■ 児童養護施設
  ■ 障害児入所施設
  ■ 児童心理治療施設
  ■ 児童自立支援施設


D 婦人保護施設 

→◯

「売春防止法」に規定された婦人保護施設を経営する事業は第一種社会福祉事業です。
これは平成31年神奈川県試験にも出題されています。


E 児童発達支援センター

→×

児童発達支援センター(障害児通所支援事業)を経営する事業は第二種社会福祉事業です。

「児童福祉法」に規定された以下の事業が第二種社会福祉事業です。

■ 障害児通所支援事業(児童発達センター)
■ 障害児相談支援事業
■ 児童自立生活援助事業  
■ 放課後児童健全育成事業
■ 子育て短期支援事業
■ 乳児家庭全戸訪問事業
■ 養育支援訪問事業 
■ 地域子育て支援拠点事業 
■ 一時預かり事業
■ 小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)
■ 小規模保育事業
■ 病児保育事業
■ 子育て援助活動支援事業
■ 児童の福祉増進相談事業 


 
「児童福祉法」に規定する事業を完璧に分類できるようにする

今回の問題は第一種、第二種の分類でした。
基本的に入所・通所の違いで分類できますが、第二種社会福祉事業の中には小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)のような入所施設を経営する事業もあるので注意します。

特に出題されやすいのが「児童福祉法」に規定する事業ですので、第一種社会福祉事業の6つの施設や、第二種社会福祉事業の施設や事業について、分類をしっかりおさえたいです。
特に第一種社会福祉事業は種類が少ないので、 ひとまずこれだけでも覚えておきたいですね。

引き続き、社会福祉事業に関する問題を解説していきます。