(2022.11.30 更新)
保育士試験の受験申し込みの際には、二次試験である実技試験の科目を選ばなければなりません。
実技試験は、3種類(音楽、言語、造形)の分野があり、その中から2つを選択します。
今回はそれぞれを簡単に紹介します。



「音楽に関する技術」

音楽は手引きに載っている2曲を、その順番通りに続けてピアノなどで弾き歌いする試験です。
平成25年までの課題曲をさかのぼりました。
前期後期は同じ課題曲です。

令和4

小鳥のうた

びわ

令和3

あひるの行列

揺籠のうた

令和2

大きな栗の木の下で

ニャニュニョのてんきよほう

平成31年(令和元年)

どんぐりころころ

バスごっこ

平成30

おかあさん

アイアイ

平成29

こいのぼり

一年生になったら

平成28

かたつむり

おばけなんてないさ

平成27

ちびっか・ぶーん

平成26

おつかいありさん

おへそ

平成25

めだかの学校

そうだったいいのに


令和4年試験でしたら「小鳥のうた」→「びわ」という順番で、2曲とも弾き歌いします。
あくまでも「歌の試験」ですので伴奏よりも歌重視です。
ピアノが得意なので音楽を選んだものの、本番で使用するピアノの音が大きすぎて歌声がかき消されたということもあるので要注意です。
こちらも参考にされてください。


「言語に関する表現」

言語は、3歳児クラスの子どもたちに「3分間のお話」をすることを想定して3分にまとめた話をする試験です。
指定された4つのお話から1つを選び、3分で話し終えるようにストーリーをまとめます。
どの話を選ぶかということは受験申請の時は考えなくて大丈夫ですので、筆記試験を終えてからじっくり考え、台本をまとめていきます。
こちらも参考にされてください。



「造形に関する表現」

造形は保育の一場面を絵で表現する試験です。
造形だけはお題が当日発表されるため、音楽や言語のように繰り返し同じものを練習をするのではなく、さまざまな絵を描く練習をします。
そう考えると難しいように感じますが、当日指定された条件を全て描き、色を塗り終えていたら合格点に達すると考えられます。
また、お題のほとんどが日常の保育のワンシーンですので、あらかじめ構図を決めておくことができます。

造形のメリットとしては、面接の要素を含んだ音楽や言語のように「服装や態度など内容面以外の理由による不合格」「試験官を前に緊張して練習通りに出来なかった」がないことです。
ただ、練習時間はある程度確保しなければなりません。

こちらも参考にされてください。


参考になりましたでしょうか?
以上、3種類の実技試験についての簡単な紹介でした。