(2022.12.5更新)
労災保険制度の問題を解説します。
今回は平成26年再試験(問6)です。



平成26年再試験 問6

この問題は解説済みです。


労災保険の問題部分を確認します。

5 労働者災害補償制度の保険料は事業主と労働者の折半である。

→×
労働者災害補償制度(=労災保険制度)の保険料は、労働者は負担せず、事業主が全額負担します
何故なら、労災保険制度とは、事業主の災害補償義務を代わりに行うものだからです。
事業主は「労働基準法」にもとづいて災害補償の責任がありますが、この労災保険制度が肩代わりしています。
よって、労働者がいる全ての事業主は労災保険に加入する義務があり、保険料を全額負担するということですね。
また、労災保険の財源は事業主が納めた保険料でまかなわれているということになりますが、一部国庫補助があります。
労災保険の保険料は事業主が100%と丸暗記するのもいいですが、労災保険制度が事業主の災害補償義務を肩代わりするものということを理解していれば覚えやすいですね。


次回も労災保険制度です。