法律や制度の制定年を古い順に並び替える問題は、「児童家庭福祉(子ども家庭福祉)」「社会福祉」によく出題されています。
同じような内容が出題されますので、両科目の出題を確認します。


児童家庭福祉

社会福祉

令和元年後期

3

17

平成31年前期

2

-

平成30年後期

15

2

平成30年前期

-

1

平成29年後期

-

1

平成29年前期

2

7

平成28年後期

19

18

平成28年前期

-

-

平成27年地域

-

-

平成27

-

14

平成26年再

4

3

平成26

-

-

 
今回は平成26年再試験「社会福祉」の問3を解説します。


平成26年再試験 社会福祉 問3
 
次の用語は、子育て支援対策に関する記述である。A~Eを策定された年代順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A「新待機児童ゼロ作戦」
B「子ども・子育てビジョン」
C「子ども・子育て応援プラン」
D「子ども・子育て支援新制度」
E「新しい少子化対策について」

(組み合わせ)
1 A→E→B→C→D
2 B→C→A→D→E
3 C→B→E→A→D
4 C→E→A→B→D
5 E→A→C→B→D

「社会福祉」「児童家庭福祉」の並び替え問題の過去問解説もこれで終わりです。
今回は今まで解説した問題に出てきていない制度が並んでいます。
ですが教科書に必ず出てくる用語であり、学習範囲ですね。
この辺りの用語は最近は並び替えという出題形式では出ていないということになりますが、念のため流れや順番をおさえておきたいですね。

おさえたいポイント①
少子化対策の実施計画
エンゼルプラン→新エンゼルプラン→子ども・子育て応援プラン→子ども・子育てビジョン という順番

■過去問紹介
平成28年後期試験「児童家庭福祉」問18
B 子どもや子育て支援のための国の計画としては、「エンゼルプラン」、「新エンゼルプ ラン」、「子ども・子育て応援プラン」、「子ども・子育てビジョン」と続き、「子ども・ 子育て支援法」へと変遷してきた。

正しい表記です。
この流れはおさえたいですね。


おさえたいポイント②
「子ども・子育て応援プラン」と「新待機児童ゼロ作戦」の関係
2005年度から2009年度の計画である「子ども・子育て応援プラン」を早めに見直して、2009年度から「新待機児童ゼロ作戦」で子育てサービスを緊急整備しました。
「子ども・子育て応援プラン」→「新待機児童ゼロ作戦」という順番をおさえます。

この①②のポイントを知っていると、C「子ども・子育て応援プラン」A「新待機児童ゼロ作戦」B「子ども・子育てビジョン」 という順番が分かり、答えの4を選ぶことができます。

 
1つずつ見ていきます。

A「新待機児童ゼロ作戦」

2008年に策定されました。
2009年度から2011年度を集中重点期間として取り組み、希望者の全てが保育所に入れるよう、保育所に入れない待機児童をゼロにするために掲げたものです。
そして10年後の目標として、受け入れ児童数を100万人増やすことや、放課後児童クラブ(学童保育)の小1から小3の登録児童数を145万人増やすとしています。



B「子ども・子育てビジョン」 

2010年に策定されました。
2010年度から2014年度までの5年間の数値目標が掲げられています。
これは「子ども・子育て応援プラン」の終了にともない、それに続くものです。



C「子ども・子育て応援プラン」

2004年に策定されました。
2005年度から2009年度の計画です。
エンゼルプラン(1994年)→新エンゼルプラン(1995年)に続く、少子化対策への実施計画です。
新新エンゼルプランという通称もあります。


D「子ども・子育て支援新制度」 

2015年より開始されました。
「子ども・子育て支援法」を含む子ども・子育て関連3法に基づいたものです。 


E「新しい少子化対策について」

2006年に決定されました。
具体的に40項目の少子化対策の施策を打ち出したものです。

まとめ

子ども・子育て応援プラン

2004年 

新しい少子化対策について

2006年

新待機児童ゼロ作戦


2008年

子ども・子育てビジョン
 

2010年

子ども・子育て支援新制度

2015年




次回は並び替え問題まとめとテストを予定しています。