保育士試験は◯×組み合わせという出題形式があります。

(組み合わせ) 
 A B C D
1 ○ ○ × ○ 
2 ○ × ○ × 
3 ○ × × × 
4 × ○ ○ ○ 
5 × × × ○

こんな感じですね。
 
科目によっては20問のうち過半数をしめることもあります。
例えば令和元年後期試験で多かったのは、社会福祉18/20問、保育の心理学14/20問、子どもの保健14/20問、保育原理13/20問 でした。
逆に教育原理や社会的養護は出題がほとんどありませんでした。

この◯×組み合わせ問題の選択肢には、すべて◯、すべて×という組み合わせが時々出てきます。
例として、平成30年後期試験「社会福祉」問9をあげます。
次の文は、社会福祉行財政に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
 
A 厚生労働省予算において、障害福祉サービス関係予算額は、2007(平成 19)年度と2017(平成 29)年度を比較して、2倍以上増加している。
 
B 厚生労働省の 2017(平成 29)年度一般会計予算における社会保障関係費の内訳は、多い順に並べると、医療、年金、福祉等、介護、雇用となっている。
 
C 2015(平成 27)年度の生活保護に要する費用のうち、約半数を医療扶助が占めている。

D 介護保険制度にかかる総費用は、2000(平成 12)年と 2015(平成 27)年を比較すると、2倍以上の伸びとなっている。
(組み合わせ)
   A B C D
1 ○ ○ ○ ○
2 ○ × ○ ○
3 ○ × × ×
4 × ○ ○ ○
5 × ○ × ×

選択肢1がすべて◯になっていますね。
自分で考えて1を選んだとしても、すべて正しいでいいのか?誤りは含まれていないのか?という不安もあって迷います。
このような組み合わせを避けたり、答えを変えてしまったりすることもあるかもしれません。
しかし実際にこの問題の答えは1で、すべて◯です。

そこで過去5回と神奈川県3回の試験を振り返って、答えの選択肢がすべて◯、すべて×となった◯×組み合わせ問題はどれくらいあったかを調べてみました。

こちらは、答えの選択肢がすべて◯という◯×組み合わせ問題です。

令和元年後期      

保育の心理学

20

平成31年前期

保育の心理学

11、問20


児童家庭福祉

10

平成30年後期

社会福祉

9、問11、問14


子どもの保健

12、問19、問20


子どもの食と栄養

18


保育実習理論

19

平成30年前期

社会福祉

9、問16、問20


社会的養護

6


子どもの保健

17


子どもの食と栄養

4、問11、問16

平成29年後期

保育の心理学

18


児童家庭福祉

19


社会福祉

3、問12、問15


社会的養護

5


子どもの保健

16、問17、問19


子どもの食と栄養

13、問20


保育実習理論

14

神奈川県平成31

児童家庭福祉

10


保育の心理学

16

神奈川県平成30

社会的養護

7


児童家庭福祉

20


保育の心理学

20


子どもの食と栄養

15

神奈川県平成29

児童家庭福祉

8


子どもの保健

12


子どもの食と栄養

20



こちらは、答えの選択肢がすべて×という◯×組み合わせ問題です。

令和元年後期      

子どもの保健  

13      

平成31年前期

保育の心理学

18


社会福祉

16

平成30年後期

なし


平成30年前期

子どもの保健

16

平成29年後期

社会的養護

8


子どもの保健

15


保育実習理論

19

神奈川県平成31

児童家庭福祉

11

神奈川県平成30

なし


神奈川県平成29

社会的養護

6



こうして見ると、すべて◯、すべて×という選択肢が答えとなることは意外と多いということに気づきます。
選択肢に毎回、すべて◯、すべて×という組み合わせがあるわけではなく、そのような問題自体とても少ないです。
もしそのような組み合わせが入っていた時はポイントであり、その選択肢が答えになる可能性も十分にあります


自分で選んだ答えが、もしすべて◯、すべて×という選択肢になって迷っても、過去の試験から考えてそれが答えである可能性は十分ありますので、自信を持ってマークしたいですね。


また、◯×組み合わせ問題などで、文章の誤りを判断するテクニックをこちらにも書いていますので、参考にされてください。



紹介している解答テクニックは「答えを選ぶ」ものではなく「答えになりやすいものを選ぶ」テクニックですので、わからないところや自信がないところを補うようにして使うと効果的だと思います。


次回は「日本国憲法」についてです。