今回より、リクエストがありました「社会福祉協議会」についてまとめます。
(みちさん、お待たせして申し訳ありません!)

まず、社会福祉協議会とは、地域福祉を推進する組織です。
簡単に言うと、地域の人々が安心して過ごすことができる「福祉のまちづくり」を目指している組織です。
子ども、高齢者、障害者などの生活の困りごとに対して、地域で支え合っていけるような支援をしています。

保育士試験では、社会福祉の科目においてよく出題されています。
社会福祉協議会が出題された問題を平成26年から確認すると、1年に1回以上出ていますね。

平成31年前期

4、問17

平成30年後期

17、問18

平成29年後期

6

平成28年後期

9、問14

平成28年前期

18

平成27年地域

20

平成26年再

15

平成26

16、問17、問18、問19



また、過去3回の神奈川県独自試験では、平成29年、平成30年と出題されています。
前回の平成31年(令和元年)は出題がなかったので、今年は出題される可能性が高いと思います。

【神奈川県】

平成30年  

17         

平成29

6、問8     



これまでの試験で何が問われているかを知ることが大事です。
今回はまず、平成31年前期試験の問4、問17を確認します。




平成31年前期試験 問4
 
次のうち、「社会福祉法」に定められているものを○、定められていないものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 社会福祉協議会
B 障害者差別解消支援地域協議会
C 共同募金会

(組み合わせ)
   A B C
1 ○ ○ ○
2 ○ ○ ×
3 ○ × ○
4 × ○ ○
5 × × ×

根拠法の問題ですね。
B 障害者差別解消支援地域協議会 については、このような名前の法律があったことを思い浮かべられるのではないでしょうか。
よって、比較的わかりやすい問題です。 


A 社会福祉協議会 
「社会福祉法」第109条から第111条に定められています。
組織の発足は古く、「社会福祉事業法」(今の「社会福祉法」)にもとづいて、1951年に設置されました。


B 障害者差別解消支援地域協議会 
障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(通称 障害者差別解消法)の第17条に定められています。
この協議会では、障害を理由とする差別を解消するための取り組みについて協議を行っています。


C 共同募金会
「社会福祉法」第113条に定められています。
共同募金を行う事業は、第1種社会福祉事業でしたね。



答え 3

平成31年前期試験 問17
 
次の文は、「社会福祉法」に定める、運営適正化委員会に関する記述である。適切な記述を○、 不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 市町村社会福祉協議会に設置し、利用者等からの苦情を適切に解決する。

※BからDは省略します。 

問題文に「市町村」や「都道府県」が含まれる場合はそこが誤りであることが多いので、そこに目をつけたいです。
この問題文も「市町村」部分が誤りです。

運営適正化委員会とは、都道府県社会福祉協議会に設置されている、公正・中立な第三者機関です。
「社会福祉法」第83条に規定されており、福祉サービスに関して利用者からの苦情を解決するために設置されます。


この問17については、こちらですでに解説済みです。

 

今回は、
・社会福祉協議会は「社会福祉法」に定められていること
・「社会福祉法」に定められた運営適正化委員会は、都道府県社会福祉協議会に設置されること


この2つがポイントでした。

次回に続きます。