実技試験当日のスケジュール(流れ)について、体験をもとに紹介します。
何かお役に立てましたら幸いです。

受験票送付

まずは、実技試験にあたって「実技試験受験票(筆記試験の結果とあわさったもの)」が送付されます。
私が実技を受験したのは平成27年で、これが届きました(今も記念にとってあります)。
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ハガキの表面に「平成27年保育士試験実技試験受験票(保育士試験筆記試験結果)」と書いてあり、実技試験の受験票と筆記試験の結果が一緒になっていることがわかります。
開けてみるとこのようにガイダンスの時間や会場名が載っていて、この裏面に地図と筆記試験の結果があります。 
また、残念ながら筆記試験が不合格の場合は「筆記試験結果通知書」 が送付されます。
 

当日の朝は余裕を持って試験会場へ!

筆記試験の場合は、ご自身が受けられる科目の時間に合わせて会場に入りますが、実技試験の場合は最初に受験者全員が参加するガイダンス(実技試験の説明や注意事項を伝える時間)があります。

例年、ガイダンスの時間は「8時45分」となっています。
8時45分集合ではなく、8時45分から説明が始まるということを意識します。
最寄駅からバスで向かう会場では、該当時間のバスがすごく混雑して乗車できないこともあるかもしれません。
事前にバスの時間を調べて、余裕を持って到着できるようにしておきたいですね。


まずはガイダンスに参加する

会場に到着すると、列になるように誘導され、ガイダンスの教室まで列になって歩きました。
ガイダンスの教室では特に席の指定もなく、中に入った人から順に奥から座っていくように案内されました。
東京は受験生も多いので複数の大きな教室を使ってガイダンスが行われました。
今回はコロナの影響を受けてガイダンスをどのように実施されるのかわかりませんが、教室数を増やして密にならないように工夫されるのではないでしょうか。

席には受験番号や受験時間、教室名が書かれたリストが置かれていますので、ここから自分の受験番号を探して受験時間を確認します。
個人の名前は書いてありませんので間違いがないように受験番号をしっかり確かめて、自分は何時にどこに行けばいいのかということを明確にします。

ガイダンスでは注意事項や試験の流れが説明されます。
私の時は「言語や歌の練習をしてはいけません」というような注意がありました。
ガイダンスが終わりますと一度解散です。


造形はガイダンス後すぐにスタート

9時半から造形を受験するために指定されていた会場に向かいました。
9時頃にガイダンスは終わったと思いますが、そのあとトイレにも行ったので、造形の教室に入るともうあまり時間がありませんでした。
トイレも混んでいたため、造形を受ける方はガイダンス前にトイレを済ませておくのもいいかもしれません。

造形の試験の様子を以前ブログに書いていましたので、こちらもご覧ください。




待ち時間がある場合もあります

受験生によって試験時間が異なるため、人によっては数時間待つ場合もあります。
待つ場所が特に用意されていないこともありますので、事前にどこで待つかを考えておきたいです。
会場の外に出ることもでき、出入りは制限されていません。

私が受験した会場は芝生があり、ここでたくさんの受験者が各々座ったり寝転んだりして過ごしていました。
服が汚れないように何か敷くものがあるとよかったなと思いました。
本などを持参しておくと助かりますし、気持ちも落ち着きます。

言語を選んでいる方は、もしかすると待ち時間があるかもしれないということを想定して、待つ場所や持ち物を考えておくこともおすすめです。
 

音楽(言語)の流れ

私は音楽を受験しましたが、始まるまでの流れは言語と一緒ですので、流れを説明します。

受験時間の20分前までに「待機場所」に行くように指示がありましたので、その時間に指定された場所に行って待ちました。
ここに数十人の受験者が集まっています。
独特の緊張感の中で他の受験者と一緒に待ち、そこから数人ずつ呼ばれ、誘導の係についていくことになります。

教室の前に置かれたイスに数名で座り、あとは出番が来るのを待つだけです。
音楽ではピアノや歌声が聴こえてきましたので、この「あと◯人」という時間が一番緊張しました。

ここで私の前の方が「受験番号シールがない!待機場所に忘れたかもしれない」と慌てており、係の方に伝えて待機していた教室に戻って行きました。
そして順番繰り上げで私は急に出番になってしまい、大変焦りました。
「私の前の人は受験できるのかな!?」「試験官は一人ずれたことを認識しているよね?」といろいろ考えているうちに始まってしまったという感じでした。

手荷物を置き、受験番号シール(2枚)をはがして2人の試験官にそれぞれ渡し、受験番号と氏名を言いました。
ピアノの前に座って演奏を始めると想像していたよりも音が大きく響いてしまい、気持ちが落ち着かないまま終わってしまったように思います。
最後はなんとか丁寧におじぎをして教室を出ました。

このように何かしらハプニングがあるということも想定しておくことで、どんな状況でも動じず、冷静に対処できるのかもしれません。


以上、当日の流れを説明しました。
実技試験の後は結果の到着まで1ヶ月以上あるため、待ち遠しいところです。
自分に自信を持って、この期間もポジティブに過ごしたいですね。
体調に気をつけて、練習頑張ってください!