実技試験がいよいよ今週末となりました。
造形を受験される方はこれまで様々なシーンの絵を描き上げていらっしゃることと思います。
繰り返し練習することで、人物や背景をどのように描くかということがだんだん決まってきますね。
何をどの色で塗るかなどあらかじめ決めてパターン化すると当日の時間短縮になります。

例えばこのような感じですね。

■人物
子どもは男の子2人と女の子1人
保育士は女性で姿勢は中腰にする
それぞれ服の色を決めておく(Twitterで絵を拝見したところ、赤い服は絵全体が元気で明るい印象になってよかったです。)

■背景
保育室内は窓とカーテン、子どもが描いた絵などを描く
床や壁の色を決めておく
園庭はフェンスや鉄棒、植物を描く 
空や地面の色を決めておく

このように、必ず描く必要のある人物と背景はあらかじめパターンを作っておくと、本番でそれを考える時間は不要となりますね。
また、範囲の広い床や壁を塗るための色鉛筆はあまりとがらせないこともポイントです。

そして、気になるところがお題ですね。
毎回ブログで予想問題を出しており、前回試験の際に考えたお題も一部含めて更新しました。

これまでの過去問では一度も同じお題が出されていないことから、まだ出題されていないものが出てくる可能性が高いです。

【予想問題①】
【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】H保育所の2歳児クラスの子どもたちは、新聞紙を破ったり細かくちぎったりしています。保育士はそれを雨のように降らせてみんなで楽しく過ごしています。

【条件】
1.新聞紙を使って遊んでいる様子がわかるように描くこと。
2.活動している保育室内の様子がわかるように描くこと。
3.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。
2歳児ということから、新聞紙を破ったりちぎったりするだけでなく、丸めたりするなど自由に遊んでいるところもイメージできそうですね。


【予想問題②】
【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】H保育所の4歳児クラスの子どもたちは、「じゃがいも」をテーマにしてクレヨンで絵を描いています。保育士と一緒に数日前のお芋掘りのできごとを話しながら、楽しく過ごしています。

【条件】
1.「じゃがいも」をテーマに絵を描いている様子がわかるように描くこと。
2.活動している保育室内の様子がわかるように描くこと。
3.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。
絵を描くというお題がまだ出ていませんので、机や床で絵を描いているシーンは練習しておきたいですね。


【予想問題③】
【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】H保育所の4歳児クラスの子どもたちは、園庭の砂場で大きな山を作り、トンネル掘りをしています。それぞれスコップやじょうろを使って協力しながら、砂や泥の感触も楽しんでいます。保育士は子どもの遊びを支援しています。

【条件】
1.砂場で遊んでいる様子がわかるように描くこと。
2.園庭の様子がわかるように描くこと。
3.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。
砂場での遊びもまだ出題されていません。
お題に道具が出てくる場合も考えられますので、見落としがないように描く必要があります。


【予想問題④】
【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】H保育所の4歳児クラスの子どもたちは、園庭で鉄棒遊びを楽しんでいます。保育士は子どもが安全に楽しく遊べるように支援しています。

【条件】
1.鉄棒で遊んでいる様子がわかるように描くこと。
2.園庭の様子がわかるように描くこと。
3.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。
遊具を使った遊びもまだ出題されていません。
積極的に挑戦している子どもや、鉄棒に躊躇している子ども、お友達を応援している子どもなど、さまざまな役割を描くことができます。


以上、4つの予想問題を紹介しました。
粘り強く練習しておくと、やはり本番でも強いと思います。

体調に気をつけてお過ごしください。
当日は最後まで頑張ってくださいね!