神奈川県平成31年「社会福祉」の解説をしています。
今回は問20です。
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問20 発達障害
次の文は、発達障害に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 市町村は、放課後児童健全育成事業について、発達障害児の利用の機会の確保を図るため、適切な配慮を行う。
B 「発達障害者支援法」において「発達障害」とは、「子ども期のうち年齢の高い時期、 又は大人になってから障害を負い、症状が出るようになったものも含まれる」とされている。
C 「発達障害者支援法」第2条では、発達障害児とは 20 歳未満のものと定義されている。
D 「発達障害者支援法」において、発達障害児は他の子どもたちとは隔離し、その子に合った個別的・専門的ケアを提供することが望ましいとされている。

(組み合わせ)
  ABCD
1○○○×
2○○××
3○○×○
4○×××
5×○○×

この問題は、障害者福祉に関した過去問をピックアップした際に、すでにこちらの記事にて解説済みです。



この記事でご質問をいただいておりますように、Aの放課後児童健全育成事業は「児童福祉法」に定められた事業ですが、Aの文章は「発達障害者支援法」に定められている内容です。

例えば、「「発達障害者支援法」では、市町村は放課後児童健全育成事業について、発達障害児の利用の機会の確保を図るための適切な支援を行うことを定めている。」というような問題が出たら、自信を持って〇と答えられるようにしておきたいですね。


また、「発達障害者支援法」について特におさえておきたい内容を2点紹介します。

■「発達障害者支援法」制定年 2004年 並び替え問題で出題される可能性があります。

■発達障害者支援センター 
発達障害者(発達障害児)への支援を総合的に行うことを目的とした機関です。
発達障害児も対象としており、発達障害の早期発見、早期の発達支援を目的の1つとしていることをおさえます。
「児童福祉法」に規定されている児童発達支援センターと名称が似ていますので、試験では読み間違いのないように注意します。


これで神奈川県平成31年「社会福祉」の解説は終わりです。
続いて神奈川県平成30年「社会福祉」の過去問解説に進む予定ですが、神奈川県試験も近くなりましたので、「社会的養護」「社会福祉」のテストも随時載せていく予定です。