神奈川県平成30年「社会福祉」の解説をしています。
今回は問16です。

問題はこちら




問16 「少子化社会対策基本法」
次の文を「少子化社会対策基本法」第2条(施策の基本理念)の記述として完成させる場合、( A )~( C )の語句が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

少子化に対処するための施策は、(A 父母その他の保護者)が子育てについての第一義的責任を有するとの認識の下に、国民の意識の変化、生活様式の多様化等に十分留意しつつ、(B 男女共同参画社会)の形成とあいまって、(C 仕事)や子育てに夢を持ち、かつ、次代の社会を担う子どもを安心して生み、育てることができる環境を整備することを旨として講ぜられなければならない。

 (組み合わせ) 
  ABC
1○○○
2○○×
3○×○
4×○×
5××○ 

法律の条文穴埋めや〇×問題はよく出題されています。
第1条の「基本原則」「目的」「趣旨」など、第2条の「基本理念」「定義」などは法律の特徴や重要部分を定めていますので特に出やすいですね。

過去にどの法律のどの条文が出題されているかはこちらに一覧でまとめています。
 




この「少子化社会対策基本法」とは、少子化社会における施策の基本理念を明らかにして、少子化に的確に対処するための施策を総合的に推進するために設けられた法律です。
試験対策としては特に第1条(目的)、第2条(基本理念)の内容をおさえたいです。
今回出題された問題は第2条をしっかり学んでおかなければ答えられなかったので難しかったですね。

少子化に対処するための施策は、(A 〇 父母その他の保護者)が子育てについての第一義的責任を有するとの認識の下に、国民の意識の変化、生活様式の多様化等に十分留意しつつ、(B 〇 男女共同参画社会)の形成とあいまって、(C × 仕事→家庭)や子育てに夢を持ち、かつ、次代の社会を担う子どもを安心して生み、育てることができる環境を整備することを旨として講ぜられなければならない。

【考え方】
A 〇 「父母その他の保護者
子育ては、父母その他の保護者が第一義的責任を持つものということです。
この法律以外にも同じようなフレーズが使われているものは多くありますので紹介します。

「児童の権利に関する条約」第18条
「父母又は場合により法定保護者は、児童の養育及び発達についての第一義的な責任を有する。」

「次世代育成支援対策推進法」第3条
「父母その他の保護者が子育てについての第一義的責任を有する~」

「教育基本法」第10条
「父母その他の保護者は,子の教育について第一義的責任を有するものであって~」

「児童手当法」第1条
「父母その他の保護者が子育てについての第一義的責任を有するという~」


B 〇「男女共同参画社会
男女共同参画社会とは、男女が社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、男女が均等に政治的、経済的、社会的、文化的利益を享受することができ、かつ共に責任を担うべき社会です。
国は、この男女共同参画社会と少子化対策を同時に実現しようとしています。
 

C ×「家庭
男女共同参画社会を実現するために、男性も子育てなどの家庭生活を積極的に行いましょうということですから、ここでは「仕事」ではなく「家庭」が入ります。


次回は問17を確認します。