皆様、筆記試験の疲れはとれましたでしょうか?
ブログへのたくさんのコメントをありがとうございました!
筆記試験の正答発表は11月29日(月)午前10時掲載、また結果通知書は11月27日(土)~12月5日(日)に郵送されるようですね。
結果を待ってから12月12日(日)の実技試験の準備を始めるには時間が足りませんので、まだ合格がはっきりしないというかたも実技に向けて少しずつ練習を進めていきたいですね。
今回は「実技試験とはどんな試験?」というところをテーマとして概要をまとめます。

まずは「保育士試験実施要領」で実技試験についてどのような規定があるかを確認します。
・保育原理、教育原理及び社会的養護、子ども家庭福祉、社会福祉、保育の心理学、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育実習理論については筆記試験を行い、保育実習実技については実技試験を行う。
・実技試験については、受験生は次の3分野から2分野選んで受験する。
ア音楽に関する技術   イ 造形に関する技術 ウ言語に関する技術
・保育実習実技の採点は、正副2人の試験委員が別個に採点し、その平均点を得点とすること。
・保育実習実技についても、各分野において満点の6割以上でなくてはならない。

このように、事前に選んだ2分野について、2人の試験官がそれぞれに採点し、その平均点が2分野とも6割以上でなければならないということです。
点数は各50点ですので、30点以上で合格です。
また採点基準は示されていないため、どうすれば合格、どうしたら不合格というところが明確ではありません。
それぞれ何に気をつければよいか、今は何から始めればいいかということを後半で書いていきます。

次に、令和3年後期試験の「受験申請の手引き」の実技試験の注意事項を確認します。(27ページ)
無題
・(2)(3)について
受験にあたってガイダンスが実施されます。例年の開始時間は8:45です。
手引きではその30分前から入場できると書いてありますからギリギリ到着とならないよう余裕を持って向かいたいですね。
ガイダンスでは、注意事項や試験の流れの説明とともに、受験者の受験番号、受験時間、教室名が載っているリストを配られる(もしくは机上に置いていある)ので、そこでご自身の受験番号を確認します。
ガイダンスでは出欠確認や本人確認はありませんが、必ず参加するものとなります。

・(5)について
受験人数が多い会場では、最終受験者の終了時刻が遅い場合があります。
例えば、私の場合は、造形は9時半からで、音楽は16時頃からでした。
会場の出入りは自由でしたが、待ち時間の過ごし方に苦労しました。
このように待ち時間が非常に長くなる場合もあり、当日にならなければ自分の受験時間はわかりません。
ただ、受験票には「最終受験者終了時刻」が表記されていますので、そこで会場全体の終了時間を事前に知ることができます。

・(6)について
会場で歌を歌ったり、「お話」の練習をしたりすることは禁止、とガイダンスでも伝えられました。
本番で声を出せるように、のど飴を準備したり、会場外で電話で話したりして、整えておきたいですね。

次に各分野の内容を確認します。




1.音楽に関する技術

音楽
(手引き28ページ)
令和3年後期も令和3年前期と同じ課題曲です。
最初に行うことは伴奏を決めることですね。
30ページに楽譜がありますので、指定のコードをもとに好きな伴奏を弾くことができます。
伴奏は自分で作ってもいいですし、ありがたいことにYoutubeで調べるといろいろ出てきますのでそれを参考にするのもいいですね。

楽譜は持ち込み可能で、厚紙などの台紙に貼って譜面台に乗るように準備しておきたいです。
課題曲の両方を弾き歌いしますので、どちらか1曲ではないことに注意します。
曲名を言う必要はなく、1曲目の「あひるの行列」が終わって、続けて2曲目の「ゆりかごのうた」を弾き歌いすることになります。
前奏・後奏はつけてもよい、移調してもよいということが書いてありますので、これらはあってもなくても採点に特に影響しないと考えられます。

アップライトピアノかグランドピアノかは会場によって異なり、また会場の広さも行ってみないとわかりません。
想像よりもピアノの音が大きく響くこともありますから、ピアノに負けないくらい大きな声で歌うことが求められます。
子どもがいることをイメージしながら、明るくハキハキと歌い、演奏を間違えても歌は止まらないように気をつけたいです。
試験官はピアノの椅子の後ろやななめ後ろにいますので、演奏中に視界に入ることはほぼありません。

2.造形に関する技術

造形
(手引き28ページ)
音楽や言語と異なり、お題は当日発表です。
大きく分けて「保育室内」「保育室外」というどちらか2つの背景&保育の一場面が出題されます。

令和3年前期試験問題
【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】
 H保育所の4歳児クラスの子どもたちは、園庭で砂遊びをしています。子どもたちは、シャベルやスコップを使って穴を掘ったり、 水場から水を運んで川や池を作ったりして保育士と一緒に楽しく遊びました。

【条件】
 1.シャベルやスコップなどの道具を使って、砂遊びを楽しんでいる様子を描くこと。
 2.園庭での砂遊びの様子がわかるように描くこと。
 3.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
 4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。

このように令和3年前期試験は保育室外での砂場遊びがテーマでした。
【事例】と【条件】をよく読み、この内容に合った絵を描くことが求められます。
絵の上手さが必要な試験ではなく、問題に書いてある内容をしっかりと読み取り、それをもらさずに表現できるかを問われる試験です。
令和2年後期以前の問題は
エンゼルカレッジさんのホームページにすべて載っていますので、問題文を読む練習もできます。

Twitter等で検索するとこれまでの受験生が描いた絵がたくさん出てきますので、それらを見て真似して描いてみるのもいいですね。  
また、「ほいくえんのいちにち」という絵本が造形対策として人気があるようです。 
ほいくえんのいちにち
かみじょうたきこ
佼成出版社
1995-10-31





レビューを読むとこちらのイラスト集も参考になるようです。
保育園・幼稚園ですぐ使えるイラスト集
熊アート
主婦と生活社
2011-02-01


今は図書館や本屋で参考になる本を探したり、過去問を読んだり、色鉛筆を用意したりして準備していきたいですね。



3.言語に関する技術

言語
(手引き29ページ)
まずやるべきことは指定された4つの話から1つを決めて、台本を作ることです。
こちらも嬉しいことにYoutubeの動画がいろいろありますので参考になりそうです。
4つの話以外を選んだ場合はもちろん不合格ですし、あまりにも一般的なあらすじと異なる話にしてしまうと合格が難しいかもしれません。

試験では目の前に子どもに見立てた椅子等があり、その後ろに試験官がいます。
試験官を見るのではなく、その椅子等を見て3分間にまとめたお話をします。
手引きには「子どもは15人程度」「子どもが集中して聴けるように」「3歳の子どもがお話の世界を楽しめるように」ということが書いてありますので、声の大きさや強弱、抑揚、速度、適度な身振り・手振りなどで工夫して、子どもをひきつけるように話します。

前期試験後のTwitterを拝見すると「(おおきなかぶで)かぶがぬけなかった」というお声も多かったですが、それで不合格につながったということはありませんでした。
3分で言い終えるように練習しておきたいですが、全部言い終えないと合格できないということはありません。


以上、実技試験の概要でした。
参考になるところはありましたでしょうか?
少しずつ準備を進めていきたいですね。
頑張ってください!