(2022.4.26 更新)アンケートを更新しました。ありがとうございます。

1月13日のブログ記事で、令和3年後期実技試験を受けられて結果が届いたかたに向けたアンケートを掲載しました。
現時点で93名のかたにご協力いただきました。
お忙しい中ありがとうございました!

皆様の実技試験の感想や体験談がとてもわかりやすく、合格するためにはどうしたらいいかというポイントをつかみやすいと感じました。
採点基準が明確ではない試験ですから、皆様の貴重な情報が今後の受験者の合格へつながります。
そこで実技試験に関したコメントを紹介させていただきます。
※いただいたコメントは、文章の一部や言い回しを変えて載せています。

また、私に対しても心温まるメッセージを本当にありがとうございました。
お一人お一人に返事をしたいのですが、この場を借りてお礼申し上げます。
私あてにいただいたコメントは公表せず心の中にしまっておきますね。




実技試験の選択科目組み合わせ

まず、93名のかたの選択科目はこのようになっていました。

①言語・音楽 44名
②言語・造形 39名
③造形・音楽 10名

「言語・音楽」か「言語・造形」の組み合わせが多かったですね。
私も受験した「造形・音楽」という組み合わせのかたは全体的にも少ないようです。


実技試験全般について 
皆さんのコメントから、まずは実技試験全般についての感想や情報を紹介します。
会場によっては案内がわかりにくいところもあったようです。
会場が寒かったというお声も多かったですね。
2つの実技試験の間の待ち時間が長くなる場合があるので、どこで何をするかは事前に考えておきたいですね。
また、一部の会場では試験直前の会場変更もありましたね。
該当の会場のかたは変更があって動揺されたのではないかと思います。

沖縄県宜野湾市の専門学校SOLA
徒歩5分の距離に専用無料駐車場とモールがあり、飲食できない待合室から出ても居場所には困らなかった。
東京都の家政大学
案内の掲示版等がなく、スタッフの方が「造形の方はあちらー」とか声をかけていて非常にわかりづらかった。造形から音楽まで4時間くらい空いたが、そのくらい空くことがあると知っていたので、なんとか乗り切れたが、知らずにいくと衝撃かもしれない。
千葉県の植草学園大学
待機室は学食で暖房がきいておらず寒かったので、もっと暖かい格好をしていけばよかった。
神奈川県
駅のトイレ、バスも長蛇の列。早め早めの行動が心に余裕ができる。
試験会場がハガキ記載場所と変更になり、更にとても遠くに。駅からも遠かった。
造形試験が終わってから言語まで5時間待ち。会場が家から15分だったので5時間待ちでも早く家に帰れたので良かった。
造形と言語で6時間近くあいて待ち時間がしんどかった。
ものすごく寒くて、防寒対策をしっかりとして行ったほうが良かった。
試験会場の寒さ、待ち時間の長さでやられた。
後期の試験はとにかく寒いので寒さ対策を十分にすること。
小さいカイロを持っていったので、手を温めておくのに良かった。
待合室に20分前ぴったりに行ったら席に着くまでに遅刻扱いされそうになった。待合室が大きいので入り口から遠い方は軒並み遅刻扱いにされていた。コロナ予防であまり早く部屋に行くのはよくないかと思ってたが、余裕を持って行かないと危ないということが分かった。

 
言語について

言語は83名のかたが受験されました。
選んだおはなしの割合です。
「おおきなかぶ」      48.2%     
「3びきのこぶた」       25.3%
「ももたろう」       14.5%
「3びきのやぎのがらがらどん」12.0%

このアンケートに回答してくださった約2人に1人が「おおきなかぶ」を選んでいます。
令和3年と令和4年は同じ課題ですので、お話を選ぶ際の参考になるかなと思います。
また、言語合格者が書いてくださったコメントを紹介します。

当日のエピソード
多くの方がとても緊張されていた様子が伺えました。
試験官に挨拶し素話を始めてからしばらくするとそこからの記憶がない。
緊張しまくって、タイトルを言ったか記憶が全くない。
試験官の距離が思いのほか近くて緊張した。
緊張して声が小さくなってしまった。
一瞬、頭からセリフが飛んでしまった。
想像以上に緊張してしまい、噛んでしまった。そのまま話は続けたが、当日のプレッシャーは半端なかった。
ぎりぎりの点数だった。声が小さかったのかもしれない。
緊張して頭が真っ白になりそうで、ずっとマスクの下でぎりぎりまで台本を読んで心を落ち着かせていた。よほど止まったりしなければ大丈夫だと思う。これから受けられる方、自分を信じて頑張って欲しい。
 『私は女優』と思って抑揚や声を変えたりして恥ずかしいと思う気持ちは捨てた。試験官を見るのだけはダメとYouTubeにあり、そこだけは気をつけた。 
言語は一番最初だったのでかなり緊張したが、他の受験生の声を聞かなかったので、それが逆に良かったと思う。お話の内容は、はじめは子どもたちに語りかけるように、最後は一緒に楽しめるように作った。(満点のかたです)
「おおきなかぶ」を選んだが前3人の方のされているのが聞こえ、3人とも同じ「おおきなかぶ」だったので、失敗したなぁ…と思った^_^; 

早く終わったor途中で終わった
早く終わって時間が余ったかたも話を終えられなかったかたもいますが、それが理由で不合格になるということはないようです。 
時間が余った場合は笑顔を忘れずに子どもたちを見回して待つとよさそうですね。
おおきなかぶ、ネコ2回呼んでしまい、時間が足りずカブが抜けなかった。
当日ゆっくり話し過ぎて最後まで話せなかった。 
大きなカブは、早口にならないよう気をつけていたら、カブが抜ける前に終わってしまった。
トロルを谷底に突き落としたところで時間がきてしまい話としては8割くらいしか話せなかった。声はそこまで抑揚はつけずに、しかしながら身振り手振りはしっかりおこなった。笑顔と、審査員の方の顔は絶対に見ないように意識した。
緊張したら早口になるから、原稿は練習で15秒位長めに用意した方が良いと言われてたので、その通りにしたら、練習通り途中で終わってしまった。オオカミがえんとつに登るところでタイマーが鳴った。
早口になってしまったのか、時間が少し余ってしまい、とにかく笑顔で子どもたちを見つめてやり過ごした。
緊張したのか早口になってしまい、時間があまってしまったがニコニコしてのりきった。
だいぶ時間があまり、どうしよう…とハラハラドキドキした。練習では時間が足りないかピッタリだったので本当に焦ったが、子供達をニコニコ見回しながらタイマーが鳴るのを待った。
 少し時間が余ったがニコニコしながら子ども達を見回して乗り切った。
最初の題名を言い忘れてしまったのと、マスクが下がってしまい3回程なおしてしまったのと、時間が10秒以上余ってしまった。
「ももたろう」の時間が余ってしまって、とっさに架空の園児に「きび団子っておいしそうだね」って話しかけてしまったが合格した。

他の受験生の声が聞こえるor聞こえない
また、待機している時に先に受けている受験生のお話が聞こえたかたと聞こえなかったかたがいましたので、これは会場によって異なるようです。
部屋の前で待機しているので話の声が聞こえる。それが緊張につながったりするのでイヤホンなどして待つと良い。
他の方のお話がとても聞こえて、自分の内容との違いに動揺した。動画で最後の確認をしながら気を紛らせたので、そういうのが気になる方は対処する手段を用意した方が良いのかもと感じる。 
待機時、前の人のお話がすごく聞こえるので、気にしないよう、事前に聞こえることを知ってるとよい。
名前を呼ばれて教室前で待機している間、先に呼ばれた方の声が全く聞こえなかったが、今思えば影響を受けずに自然体でできてよかった。

よかった点・反省点・もっとこうすればよかったという点
試験に向かう早朝にも練習し、ビデオ撮影もして前向きに試験に挑んだ。
事前にイメトレを完璧にして行った。保育士になりきることで思いっきりできた。
オンラインでの練習会がとても役にたった。本番では大きな声で挨拶できたのがよかったと思う。
事前に実技セミナーで、入室からの身のこなしや、話し方のコツなどを聞いておいてよかった。
 YouTubeを見て乗り切りった。友人に聞いてもらい指摘してもらったのが1番良かった。
身振り手振りを大げさすぎないように気をつけたこと、2つのイスだけでなく4方向に顔を向けて話すという事を心がけた。
うろ覚えの物語より、小さい頃から聞いていた『ももたろう』にしたことで、当初の、自分の脚本から話が飛んでも、落ち着いてアレンジしなおすことができた。
口を動かさないでいると本番で声が出なくなるのでマスクの中でブツブツと小声で練習した。
3歳児に聞かせるにはあっさりした出来ばえだった。緊張で淡々とした話し方になってしまった、身振り手振りが小さかった。
試験最中にマスクがずれて鼻が出てしまった。「おしまい」と言った3秒後にベルが鳴りほっとしたことで気が抜けて挙動不審で部屋を出てしまった。
練習時に動画を撮るべきだった。声の大きさも表情も思っていたよりずっと悪かった。話し終えないよりも時間が余る方がマシなようだ。
台本を自分で作ったのもよくなかったのかもしれない。保育士試験用の市販のものや、プロが作ったものを購入して使うべきだった。また、どういう演奏、お話、立ち居振る舞いが高得点に結びつくか、事前に研究することができなかった。
練習は誰かに聞いてもらうといいのかもしれない。
マスクがずれるのが嫌で、目の下あたりまで引き上げたが、もっと表情をみてもらえるようにした方がよかった。
マスクが口元まで下がり最悪だった。マスクに触るなと聞いていたので、最後まで触れないで話したが、ひきつって笑えないのが丸見えだった。マスクに粘着テープを貼った方がいい。
マスクが思いの外ずれてしまい本番直前にずれたらどうしようなどと不安に思ってしまったのでマスクは顔用のテープで止めるなどすればさらに集中できた。

想定外だったこと
別の面接官がいきなり入ってきた。
こどもの絵が描いてある箱が2つ置いてあったが、うち一つが横に倒れていた。(えっ、このまま試験開始?)と動揺で少し焦ってしまった。
自分でノックをして入室の練習をしていたが、教室前にいらした方が開けてくれたこと、子どもに見立てた椅子も思ったより近くにあったことが想定外だった。
試験室廊下で待機中に係員が雑談を始めて、しかも内容が丸聞こえで不快だった。ミスした内容だったり、顔写真の確認で顔が違うなど受験者のことも話していて不快だった。

点数
思ったよりも点数が低かったというお声もありました。
個人的にはノーミスでめちゃくちゃ自信満々だったが点数が高くなかった。 
自分ではミスを感じなかったのに、思ったより点数が低く、何が反省点なのかを知りたい。
自分ではそれなりにやれたつもりが、あまり点が伸びなかった。少しジェスチャーが大袈裟だったかな?というのが反省点。
自分の中では特に失敗もなく、ある程度はできたと思っていたが、思いの外点数が低くショックだった。
通信教育の台本を完璧に暗記し、お話終了と同時にタイマーがなり、私の中では完璧な出来だったのに、結果は思ったより低かった。
読み聞かせボランティアをしていたので自信があった言語だったが、採点結果はギリギリで…どういうことが基準なのか分からないと思った。


以上、言語合格者のコメントを紹介させていただきました。
音楽、造形も同様にまとめますので、ぜひ実技試験の参考にされてくださいね。