こんにちは。
令和4年後期実技試験まで2週間となりましたね。
このブログでは毎回試験前に造形の予想問題を出していますので、今回も紹介させていただきます。

まず、お題の出題傾向を確認します。
これまでのお題はエンゼルカレッジさんのホームページにすべて載っています。
一覧を見ると「過去に同じお題は出ていない」ことや「運動会などの特別な行事よりも日常の保育のワンシーンが出やすい」ことが読み取れます。
また、お題に出てくる素材にも注目します。
「保育所保育指針」に「水、砂、土、紙、粘土など様々な素材に触れて楽しむ。」という内容があるように、造形のお題でも「水」「砂」「土」「紙」「粘土」といった身近な素材を用いたものが多いですね。

さらに、筆記試験問題と関連しているお題も多くあります。
例えば令和4年前期試験の「フィンガーペインティング」です。
フィンガーペインティングとは、筆を使わずに手や指に直接絵の具を付けて、画用紙などに色をつけたり塗ったりする技法です。
フィンガーペインティングについては、平成27年試験「保育実習理論」(問10)に「先日テーブルの上にビニールを敷いてフィンガーペインティングをして遊びました。その作品の上に紙をのせ、写し取って楽しみました。」という事例問題が出題されています。
またフィンガーペインティングではありませんが、令和2年神奈川県「保育実習理論」(問3)にはボディペインティングやアクションペインティングの説明が出題されています。
令和3年後期の色水遊びも、令和3年前期の砂場も、筆記試験問題と関連しています。

以上をまとめますと、造形の出題傾向は次のようになります。
①2回以上同じお題は出されていない
②特別な行事ではなく日常の保育のワンシーンが出されやすい
③「水」「砂」「土」「紙」「粘土」といった身近な素材が出されやすい
④筆記試験問題に出てきた保育の活動と関連していることもある

これをもとに今回は3つのお題を予想しました。
ぜひ練習にご活用ください。

【予想問題①】
【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】H保育所の5歳児クラスの子どもたちは、新聞紙を使った製作をしています。子どもたちは、かぶとを折ったり、棒状のものを作ったりして、保育士と一緒に楽しく遊びました。

【条件】
1.新聞紙を使って製作をする様子を描くこと。
2.保育室の様子がわかるように描くこと。
3.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。

平成30年後期の造形は「折り紙の紙飛行機を作って飛ばしている」というお題でしたが、紙という素材に注目しますと、まだ新聞紙(広告紙)を使ったお題が出ていません。
新聞紙を使った製作はそろそろ出題されるかなと考えています。
「新聞紙は読んだあとで遊びに使える」というエコも学べますから、SDGsを身近に感じることもできるのではないでしょうか。
令和3年前期の予想問題でも新聞紙遊び(2歳児)をあげたのですが、今回は5歳児の新聞紙遊びを予想問題の一つにしました。

【事例】から、5歳児の子どもたちが折ったり巻いたりする様子がイメージできます。
作ったもので遊んでいる子どもがいれば、より楽しそうな絵になりますね。
保育士は個々の進み具合を見ながら、子どもの頑張りや挑戦する姿勢を応援したり、補助したりするなどの関わりが考えられます。

関連する筆記試験の問題を紹介します。
・(新聞紙は)ちぎったり破ったり、巻いたり丸めたりと、容易に扱える身近な紙素材である。(平成31年神奈川県)
・(5歳児)クラスの中で、広告紙を端から( A 丸めて)棒状のものを作る遊びを楽しんでいる姿がみられた。そこで保育士は、画用紙に描いた絵を切り抜いて棒に固定した( B ペープサート)を用いた遊びへと発展を促した。すると、これまで広告紙という( C 素材)から棒を作る経験がなかった子どもも、棒作りに挑戦し、作り方を教え合う姿がみられたので、子どもたちとともに表現活動に取り組んだところ、お話を演じて( B ペープサート)の表現を体験する機会となった。(令和4年前期)
また、かぶとの折り方ついて平成28年前期に出題されています。


【予想問題②】
【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】H保育所の5歳児クラスの子どもたちは、園庭の砂場で泥団子を作っています。自分の作りたい団子に合った砂や土を探したり、周りの友達に刺激を受けたりして、楽しく取り組んでいます。保育士は子どもの活動を支援しています。

【条件】
1.泥団子を作っている様子がわかるように描くこと。
2.園庭の様子がわかるように描くこと。
3.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。
令和2年後期「保育実習理論」問11、令和4年神奈川県「保育実習理論」問12などで、「泥団子」が登場しています。
また「保育所保育指針解説」でも、泥や土で作る団子が出てきます。
令和3年前期の造形お題で砂場が出ましたが、「泥」や「土」の遊びも出題されるかなと考えられますので、泥遊びも練習しておきたいですね。

【事例】から、一生懸命になって作っている様子、湿り気によって性質が違うことに気づく様子、使える砂や土を探す様子、お友達と見せ合って競っている様子など、5歳児というところからさまざまな動きや表情が思い浮かびます。

令和3年前期・後期、令和4年前期と園庭が3回続いています。
何を描いたら園庭に見えるか(遊具、砂場、水道、フェンス、園舎、花や木など)あらかじめ決めておきたいですね。
子どもも保育士も帽子を忘れないように気をつけます。


【予想問題③】
【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】H保育所の4歳児クラスの子どもたちは、空き箱を使って箱つみ遊びをしています。倒れないように工夫しながら、高く積み上げて楽しんでいます。保育士は子どもの活動を支援しています。

【条件】
1.空き箱を使って箱を積んでいる様子がわかるように描くこと。
2.保育室内の様子がわかるように描くこと。
3.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。
牛乳パックやティッシュ箱、お菓子の箱など、家庭に協力してもらって集めている園も多いですよね。
このような廃材もお題の素材として考えられます。
令和4年神奈川県「保育実習理論」問8では、「子どもはものの重なりに興味や関心が高く、箱やブロック、積み木などを積んだように・・・」という問題が出題されています。
さまざまな大きさや形の箱から自分で自由に選び、積み上げていく遊びを予想問題の1つに含めました。

事例に「倒れないように工夫しながら」とありますから、積み上げられる箱の大きさを考えたり、置く向きを考えたり、そーっと置いたり、他の子どもを応援したりする姿がイメージできます。


以上、3つの予想問題を紹介しました。
気になるお題はありましたか?
参考になりましたら幸いです。
保育士試験合格に向けた最後の頑張りを応援しています!