(2022.12.12更新)
実技試験お疲れさまでした。
2022.7.3の記事で、「莫妄想」という言葉を紹介しています。
よろしければお読みくださいね。

本日は無事に実技試験が開催されていますね。
朝早い時間から本当にお疲れ様です。
すで終えられたかた、現在待ち時間をお過ごしのかたがいらっしゃると思います。
待ち時間が長いかたはお体が冷えませんようにお気をつけてくださいね。
言語、音楽は練習通りに表現できますように!

造形を受けられた皆様は、お力を出し切ったことと思います。
今回の造形試験のお題は「豆まき」でした。(教えていただきましてありがとうございます!)

試験内容です。
【事例】を読み、次の3つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】M保育所の3歳児クラスの子どもたちは、保育室内で、大きな鬼の顔が貼られた壁に向かって豆まきを楽しんでいます。保育士は、そばで見守りながら遊びに加わっています。

【条件】
1.【事例】に書かれている保育の様子がわかるように描くこと。
2.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
3.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。

まずは「だれが」「どこで」「何をしている」というポイントを満たしていれば合格基準に近づくと考えられます。

「だれが」
子ども3歳児クラス3名以上、保育士1名以上

「どこで」
保育室内

「何をしている」
・子ども→豆まきを楽しんでいる
・保育士→見守りながら遊びに加わっている

【事例】から、壁に向かって豆を投げている子どもたちの姿がイメージできます。
嬉しそうに喜んで投げている子ども、必死に投げている子どもというように、表情の違いをつけるのもいいですね。
子どもたちが異なる表情をしていると絵に活気が出ます。
そして保育士は子どもたちのそばにいて、全体の様子を見守っているような視線が必要でしょうか。

難しいところは2つあり、1つは構図です。
壁に大きな鬼の顔があり、それに対して人物をどのような体の向きで描くかというところで、悩んでしまいます。
描き始めるまでに時間がかかりそうですから、45分間で仕上げることは大変だったことでしょう。

もう1つは豆です。
お題に「豆」とありますから、本物の「豆」を用いるか、事故防止の配慮も考えて代用するか悩みます。
誤嚥・窒息の危険性、またアレルギー発症のリスクから、豆(大豆)は使用を避けた方がよい食材といえます。
実際の保育で豆まきをするのであれば、個包装された豆、殻付きの落花生、新聞紙を丸めたもの、カラーボールなど、代用品が必要と考えられます。

豆まきについて言及している筆記試験の過去問も確認しました。
令和4年前期「子どもの食と栄養」に2問も出題されています。
節分の豆まき個包装されたものを使用するなど工夫して行い、子どもが拾って口に入れないように、後片付けを徹底する。(令和4年前期「子どもの食と栄養」問15)
・原因物質を食べるだけでなく、吸い込むことや触れることも食物アレルギー発症の原因となるため、食事以外での食材を使用する時(小麦粉粘土等を使った遊び、豆まきなど)は、それぞれの子どもに応じた配慮が必要である。(令和4年前期「子どもの食と栄養」問17)

このように、豆まきをする際は配慮が必要であることが述べられています。
ただし、今回の造形の問題では豆まきに用いる「豆」に指定はありませんから、一般的な豆を描いても、事故防止を配慮した代用品を描いても合格と考えます。


さて、結果通知の送付は令和5年1月13日〜1月19日です。
結果を待つ時間が長いのですが、年末年始をゆっくりとした気持ちでお過ごしくださいね。
嬉しいご報告もお待ちしています♪
実技試験を受けられた皆様、これまでこのブログをご活用いただきましてありがとうございました!
皆様のご活躍とご健康を心よりお祈り申し上げます。