今回は、ご質問をいただいた「子どもの保健」問18についての考察です。
速報の答えが割れていたということもありご質問をいただきました。
正答が発表されていませんので、個人の考察ということで参考にされてください。速報の答えが割れていたということもありご質問をいただきました。
問18 食物アレルギーの子どもの誤食事故に関した対策
次のうち、食物アレルギーのある子どもの誤食事故が発生する危険性を低減化しうる対策と
して、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 食器の色を変える。
B 給食対応の単純化(完全除去か全解除かの二者択一の対応)を原則とする。
C 原因食物となる頻度の多い食材(鶏卵・牛乳・小麦等)を給食に使用しない献立を作成する。
D 調理や配膳にあたっては、指差し声出し確認を徹底する。
E ヒヤリ・ハット報告の収集及び要因分析を行う。
(組み合わせ)
A B C D E
1 ○ ○ ○ ○ ○
2 ○ ○ × ○ ○
3 ○ × ○ ○ ×
4 × ○ × × ○
5 × × × ○ ○
A 食器の色を変える。
B 給食対応の単純化(完全除去か全解除かの二者択一の対応)を原則とする。
C 原因食物となる頻度の多い食材(鶏卵・牛乳・小麦等)を給食に使用しない献立を作成する。
D 調理や配膳にあたっては、指差し声出し確認を徹底する。
E ヒヤリ・ハット報告の収集及び要因分析を行う。
(組み合わせ)
A B C D E
1 ○ ○ ○ ○ ○
2 ○ ○ × ○ ○
3 ○ × ○ ○ ×
4 × ○ × × ○
5 × × × ○ ○
この問題は「保育所保育指針解説」316ページ【安全な給食提供環境の整備】からの出題と考えられます。
理由としては、A~Eの記述すべてがここに載っているからです。
食物アレルギーのある子どもの誤食事故は、注意を払っていても、日常的に発生する可能性がある。食器の色を変える(Aの記述)、座席を固定する、食事中に保育士等が個別的な対応を行うことができるようにする等の環境面における対策を行う。その上で、安全性を最優先とした、人為的な間違いや失敗についての対策を講じることが重要である。事前の体制整備として、給食対応の単純化(完全除去か全解除かの二者択一の対応)(Bの記述)を原則とし、頻度の多い食材(鶏卵・牛乳・小麦等)を給食に使用しない献立を作成する(Cの記述)、指差し声出し確認を徹底する(Dの記述)、あと一歩で事故になるところだったという、ヒヤリ・ハット報告の収集及び要因分析を行って(Eの記述)事故防止のための適切な対策を講じるなどして、事故が発生する危険性
の低減化に努める。(316ページ)
よってすべて正しい記述と判断し、私は答えは1と考えます。
このように「保育所保育指針解説」からも出題されることがありますので、文章を覚える必要はありませんが、一度読んでおきたいですね。
各社の速報は2や5ということでCを×と判断されていますが、皆様の見解はいかがでしょうか?
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